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屋根張り

 淋しい結果となった漁の成果を手に拠点に戻り、いろいろと準備をしていく、とりあえず警戒網の作業を教える訳だし必要な物を伝えておかないとだな。

 「とりあえずナイフは確定として後はロープくらいかな? 他は後から必要になる類いの物だし持ち込む必要もない筈だから」

テントの前で手持無沙汰な墨巣さんにそう伝えて俺自身もいろいろと装備を整えておく、とりあえず警戒網を拡げるなら鳴子を作らないとだし、合間合間の休憩中の作業を可能にしておこう。


 装備が整った所でまずは警戒網に向かう、と言ってもほんの10メートルも進めば張り巡らしているから1分も掛からないのだが。

 「さて、ご存知と言うか、見ての通り警戒網だ、コレを一回り、いや余裕を見て二回り程拡げたい、作業としては単純でロープを解いて数本外側の木に結び直して鳴子を設置するだけ、ただまぁ、大きくするわけだからロープも鳴子も足りなくなるだろうし、簡単には解けないように結んでるからどうしても解けなくて切ったりもするだろうけどロープはそこそこ有るから気軽に考えてくれて構わない」

「鳴子にしても材料は昨日の作業で大量に出たし休憩中に作れる程度の物だから今日にでも作っておくよ」


 「高さは同じくらいで良いのよね、後は単純にロープと鳴子の量が問題ってだけで」

「まぁそうだな、ただ問題というなら刃物を扱うから怪我の心配はすべきだろうな、意外とロープを切ったりは面倒だし、とりあえずやり方を見せるから覚えて、って言っても簡単なんだけどね」

そう付け加えつつしゃがみこんで目の前のロープにナイフを構える、サバイバ木立が邪魔で流石に姿を見る事は叶わないが。

 昨日一日使って作り出した屋根材を渡しては結び渡しては結び、ひたすら上を見上げながらの作業は肩と首にかなりクル、一時間程の作業で二の腕がプルプルしてくる程で流石に休憩を挟む事にする。

座り込んで今度は下を見下ろすと言うか見下げて竹の端材を加工していく、どちらにしても首にクルな、割って穴を開けて紐で一纏めに、これで鳴子が完成する、後は数を増やして行くだけだ、とりあえず三十個もあれば足りるだろうか? まぁ休憩中の作業だから一度に十も作れないが丸1日有れば余裕で作れる量だな。

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