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コンスタント

 さて本日も魚を手にして気分良く帰還する、予定通り竹の加工を続け、一気に大量の鳴子を作っていく。

 ただ夕方の作業量を考えるとまだ足りないくらいだ、運搬の後にでも追加しよう。

焼魚の昼食を済ませ、軽くストレッチしてから竹林に向かう、そろそろ竹の伐採もしないとだな、かなりの量は有った筈なのだがもう少ない。


 とりあえず有る分だけでなんとかしよう、伐採とかは後で幾らでもできる。

 さて今日も今日とて担ぎ上げて丘を登坂する、もうこの程度で疲れるような事もない、たぶんかなり下半身は鍛えられている筈で気持ちマッシブになってきた実感もある。

ただ栄養が色々と足りていないだろうから不健康にはなっている、たぶん帰還して次の日には親父の知りあいの病院で徹底検査されるんだろう。


 運び込んだ竹を下ろし、そのまま鳴子の製造を開始する。

竹林の竹が減った分こちらは山積みだな、そろそろ必要量は確保できたとは思うがさてどうだろうか。

念のために運び込みたいのもあるが、余ってもすぐに使うような予定はない、少し様子見で午後一杯は作業に回すのも有りか、その前に竹の伐採になるだろうけど。


 かなりの量となった鳴子を設置して回りこれで八割強、残っているのはほんの少しで明日の天気次第だが警戒網は完成し、さらに屋根の建造までやってしまえる。

 まぁ屋根は半分もいかないだろうし、何よりロープが足りるかかなり微妙だ。

全体としてやりたい作業はかなり進んでいると言って良いし、新たな何かを作るとしてもこれまでの経験からかなり手早くやれるだろう、少なくとも半年過ぎるまでは問題解決のための制作や対応に追われ後半は作ってきた物を活用しての惰性というのが理想となる。


 鳴子を設置してそのまま漁に向かう。

そろそろ流れ作業の雰囲気も漂っているな、それが悪いとは言わないしむしろながら作業の流れ作業でもコンスタントにクオリティを維持できるという事だから気持ち的にも体力的にも余裕が生まれる。

何かしらの問題があるとしたら気が抜けすぎてのミスを誘発しやすいという点だろう、熟練の域はまだまだ遠いが別にそこを目指しているわけでもない、ただ気を付けるのは確かだな。


 夕食を確保して拠点に戻り焼魚を作っていく。

 さて明日は朝から鳴子の製造、午後は鳴子の設置を進めて竹の運搬を休んでの伐採作業、そこから直接漁という流れになるだろう。

まぁ明日の天気次第だが、それこそ豪雨というのも一つの可能性だろう、ただ俺の第六感が働いている以上は単なる豪雨では終わらないだろうが、動物も視野に入れて警戒網の設置を急いでいるが天災となると準備も水泡に帰す、天災の場合は対策も重要だか最終的には対応の方が重要だからな。

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