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急ぎ足

 大量の魚を拠点に持ち込み半分近くを焼き干しに加工する、とりあえず数日持てば天候も回復するだろうからそこまでの量は必要じゃない。

 今ある古い分を食べて新しいものと交換していく作業になるが流石に1日じゃ食べきれないから2日掛けてになるがそこはまぁ良い。

明日の朝食を焼き干しで済ませるとかすればあっという間に古い分は片付いてしまうし、別に不味かったりするわけでもない。

 単純に新鮮な物を食べたいという一点がネックになっているだけなのだから。


 まぁどうせ焼くから新鮮かどうかは関係ないのだがやはり気分の問題でしかない。

 明日を楽しみに眠るとしよう、まぁ楽しみと言ってもたかが知れてるしモチベーションが上がらないな。

こうもっとやる気に溢れて眠れないくらいの何かが現れてくれれば良いのだが、今は探索もお休みしているし来月までは食事と建築だけをモチベーションにやっていくとしよう。



 幸いにして今日も朝から天候は悪くない、少なくとも数時間は持つだろう。

 とりあえず今日は朝の漁の代わりに穴堀りだ、ひたすら掘り返せば今日中に二つ堀り終わる筈で、明後日には穴堀りも終わる。

そこまで進める事ができれば残る作業は大したことないとまではいかないがかなり楽ではある、少なくともサクサク進んで停滞はない。


 穴を掘り返して半分と少しまで進んだところで切り上げて手を洗い昼食休憩に入る、炙った焼き干しを食べつつ好転していく天候にホッとする。

 ずっと同じ事の繰り返しでは気が滅入るし気分転換に散歩でもしたいところだがぐっと堪えて竹林に向かう。

ほんの僅かな停滞が命取りになりかねない以上は下手な事はしたくないしできない、何より当てもなく彷徨うのもどうかと思ってしまう。


 さて今日は竹を斬り倒すとしよう、流石にこの数日でストックは半分以下だし、今の内から準備をしておこう、運搬に関しても細い物数本や端材なら帰るついでに運べるしな。

 何本かを斬り倒し枝や先の方をカットしていく、細い物をメインに切っているとは言え荒加工も含めると1時間で四本くらいが限度だな、それでも残る時間を使えば二桁は斬り倒せる。

何より一本をさらに分割して使うわけだから実数値は最低でも倍となる、端材の流用も入れれば手間に対して得られる素材の量は膨大で収支は黒字過ぎて笑えてしまうだろう。


 さて、とりあえず斬り倒した分はしばらく乾燥させるとして、今日運ぶ分を選ぶとしよう。

 細い物と端材を束ねて担ぎ上げ、ゆっくりと拠点を目指す、これでまた建材が揃う、今は作業が止まっているが動き出したらあっという間に足りなくなる量しかないのだ、少しでも運び込んでおいて動き出したら一気に終わらせるくらいの気概でちょうど良い。

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