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 細い物をメインに数本と柱や梁の予備として太い物を一本束ねて担ぎ上げ拠点まで運ぶ。

 まだまだ足りない材料を運び終わるのはかなり先になりそうだし建築自体も先が見えているとは言えまだまだ先は長い。

仮にこのままの作業速度を維持したとして、1週間で柱と梁の建築が終わり、2週間で屋根の半分近くと警戒網の設置が終わり、3週間で屋根が完成し側溝が堀り終わる筈だ。


 ただ間違いなくそこまで天気が持たない、雨が降ると作業は止まるし余計に時間は掛かる。

 何より目的となる薪干しどころか濡れる一方となる、そうなれば最後焼き干し基本の食事にするしかない。

まぁ梅雨時とは言え、ずっと雨が降り続きやすいというだけで本当に毎日ずっと雨が降ると言うわけでもない。


 何より梅雨前線は日本列島の真上にいるイメージだし、かなり離れた位置にあるこの島だとそこまで天気が悪くならない可能性もある。

 とまれ、今は作業を少しでも進めよう、1日でも早く完成させたいところだが作業は遅々として進まない。

やはりままならないものだな。


 竹を拠点に運び込み、そのまま建築現場に持ち込む、だが続く作業は穴堀りだ。

 これが終わらないと残る作業が滞り捲ってしまい、結果的に作業工程が延びてしまう。

休憩がてら竹を加工したりしつつ穴を堀り進め、半分近くを掘り返す、明日にはまた一つ穴が増えるな。


 さてそろそろ磯に向かうとしよう、一度拠点に戻り、装備を替えて磯に向かい漁を開始する。

 そろそろ焼き干しの交換もしたいし今日は多めに捕っておこう、別に雨が降ったところで漁ができないわけではないし魚も捕れるが火だけはどうにもならない。

生で食うのは可能だが寄生虫を考えるとできるだけ避けたいのも事実だからな。


もしかしたら既に腹の中に住んでる可能性もあるがそこはまぁ手遅れだし問題が有っても対策は取れる。

 まぁ念のためにセンダンが有ったし煎じて飲むのもアリだろう、虫下しになった筈だし親父が胃腸薬として常備していたのを覚えている、曲がりなりにも医者なんだから普通に処方薬とか飲めば良いのにと多分親父以外の我が家の誰もが思っていた筈だ。

 まぁ医師免許も持っているし一応は整形外科になるが鍼灸とか按摩整体接骨が専門のスポーツドクターだから漢方には明るいんだろうから良く効くのかもしれないな。

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