作業効率
とりあえず一度竹林に向かうとしよう、流石にこのままだと効率が悪すぎるし、手間が掛かりすぎる。
最低でも脚立と作業台が欲しい、しかし流石に竹が足りないし、好き勝手に竹を運び出すと材料が足りなくなるだろう。
作業台は竹の端材でなんとかするとして、流石に脚立はどうにもなりそうにない。
とりあえず太く丈夫そうな物を斬り倒して転がしておくとして、端材を集めるとしよう。
太くまっすぐな竹を数本斬り倒し、先の方をカットして積み上げておく、運搬は明日で良いとして手に入った端材を抱えて拠点に戻り、すぐさま装備を替えて磯に向かう。
とりあえず今日はここまでだ、残る作業はまた明日、日が登ってからにした方が良い。
いつもの磯でいつものように食料を確保しのんびりと拠点に戻る、明日は作業内容が大きく変わる日だがやる事はあまり変わらず相変わらずの力仕事だ。
とにかく食べて眠って体力の回復に精を出そう、急がないと何時まで経っても何も進まないし、何も終わらない。
目覚めと同時に動き出し、いろいろと準備を済まして磯に向かう、今日1日で脚立作りを半分くらいまでは進めたい、作ってしまえば後の作業はかなり楽になるし、長期的に見れば作業時間の短縮になる筈だ。
食料を片手間に確保し、すぐさま拠点に戻り、そのまま竹と装備一式を手に建築現場に向かう。
とりあえず作業台と言うか竹を切り分けるために櫓を組もう。
竹を二本、先で交差するようにロープで縛り、そこにさらに一本を加えてロープで固定すれば簡易ではあるが自立し何かを乗せる事ができる櫓となる。
これをもう一つ作って竹を渡せば座りながらではなく立ったままで竹を切り分ける事が可能だ。
多少腰を曲げる事にはなるだろうが力を加えやすいし楽にはなる、本当ならもう二つ作って切り分けても倒れたりしないようにしたいのだが今は材料が足りない、後で運び込んで明日にでも作るとしよう。
まだ若干では有るが時間に余裕がある、だが装備的にできる事は無いし、取りに行くには時間が足りない。
とりあえず少し早めに食事を取って、この後の作業時間を確保しよう。
食事を終えてすぐさま竹林に向かう、かなり急ぎ足な作業工程だがこんな事で時間を使ってられないのも事実だ。安全面を考慮しつつ今できる最速で本格的な作業に戻りたい。
転がしている竹から良さそうな物を束ねて担ぎ上げ現場まで運ぶ、昨日運び込んで放置してある分と合わせれば脚立を作るには十分足りる筈だ。
休憩を挟んで現場に運び込み、軽く一息入れてから作業に取りかかった。
まずは竹を切り分けるところからだな、先ほど作った櫓に竹を渡し腰を落として鋸を引く。
あっという間に切り分けて次の竹を渡しまた切り分ける、都合三本を切り分け昨日の残りと合わせて都合九本、問題なく脚立を作れる筈だ。




