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空っぽ

 毎度同じくホースと鍋による水抜き漁は最高の結果を残し、完全回復を確信する。

 とりあえずは一安心だな、体感的にスパンが短いリバウンドだとぬか喜びは多いし今回がそうでなくて良かった、大漁を噛みしめながらロープを手繰り寄せ、竹筒の引き上げ作業に移る。

こちらはずっと振るわない、もしかしたら最初の鰻からずっとリバウンド状態なんじゃないかと思いだすくらいにはなしのつぶてだ。


 本日も空の中身に凹みつつ新たな生き餌を加えて海の中に投入する。

 明日こそ何か、小魚で良いから入っていて欲しい、なんならフグとかの毒魚や絶対食いたくないと思えるグロい魚でも良いから入っていてくれ。


 焼き魚を夕食とし、テントで眠る生活にもすっかり慣れ、ありがたい事にこちらに引っ越してからは空腹を感じていないから随分とマシな生活になった。

 少なくとも作業は捗るしな、特に力仕事の時は差が如実に現れているから今のような状況ならかなりの差になってくる。


 さて明日に備えてゆっくり眠るとしよう。



 スタミナは万全、天気は曇天、降ってないだけマシだが可能なら好転して欲しい、最悪の場合は雨になるし最低でも現状維持でお願いしたい。

 さて、本日も朝の漁に向かう事にしよう、荷物を抱えて磯に向かい、猶予はが有るかどうかも解らないし、急ぎ足でやっていくとしよう。

ホースと鍋による水を抜き、魚を追い込んで鍋で一気に掬い上げて選別していく。後は竹筒の引き上げ作業だな。


 残念な事にまたまたの空っぽに呆れるを通り越して笑えてしまう。

 設置場所の変更と行きたい所だがその選定も終わっていないし、残念ながら探索すらできない現状ではどうしようもない、打開策がない以上はこのまま続けるほかないだろう、困った事に空振りを承知でいくしかない。


 一度拠点に戻り荷物を下ろしたが、さて、困った事にこの後にやることがない、竹林に行って竹を運び出すには時間に余裕はないし、探索にも少し物足りない、風呂代わりに身体を拭いてサッパリするとしよう。

 お湯を沸かして全裸になり、お湯で濡らしたタオルを固く絞り身体を擦る、ぼろぼろと垢がでてきてあっという間にタオルは黒く汚れ、鍋のお湯を流し掛けて濯ぎまた絞って身体を拭う。

風呂用の鍋が有ればしっかりタオルを濯げるのだが食事に使う中華鍋だからな、流石に汚れたタオルを浸けようとは思えない。


 さて、かなりサッパリしたし、食事にしよう。明日以降はもう少し効率よく動ける方式に変えるとして今は食事が最優先だ。

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