表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
110/1039

建築作業開始

 夕食を終え明日の作業に備えてテントに引きこもる、疲れはそこまで残っていると言うわけではないが明日も力仕事となる、万全の状態を維持したいところだ。



 ひとまず疲労は残っておらず、気持ちの良い目覚めとなる、空も快晴、作業には持って来いの日和に安心する、せめて柱と梁を建築するまでは晴れていて欲しいがまず無理だろう。

 さて今日も朝の漁から初めよう、磯までのんびり歩き、テキパキとホースをセットし、いつものように吸い上げて水を抜いていく、鍋を使い一気に水を汲み出し魚を追い詰めていく。

うようよ具合からして間違いなくの大漁にようやくホッと一息だ。


 鰯と小鯵を手に入れ、ホクホク気分もそのままに拠点まで戻り、警戒網設置の続きを開始する、ロープを木と木の間に渡らせては結び、また次の木へと渡らせる。

 全体の四分の三くらいまでを囲ったところで切り上げて食事と焼き干し作りに勤しみ、腹八分目を引っ提げて竹林に向かう。

昨日切り倒した分と比べると一目瞭然なくらいに色が違う、鮮やかな深緑色の青竹とシックな黄色い竹のコントラストというか色の違いは並んだ事で如実に現れている、そこらを見渡して生えてる竹とは一味違う気がするのは完全に勘違いというか感情の入れこみによるものだな。


 昨日と同じく太い物と細い物をロープで結び、肩に担いで運び出す。

 休憩を一度挟んでなんとか竹を運び込んで更に一息吐いた、これでようやく本格的な作業に移れる、さてまずは梁を、渡すところから始めよう。


 竹を一本抱えて柱となる木に立て掛ける、次に立て掛けた方の反対にロープを結び、やはり柱となる木に登り枝が別れる所まで登ったと同時にロープを手繰り寄せて竹を引き上げる。

 難なく持ち上げて、木の又に竹をロープで固定、すぐさま木から下りて反対側に移動し、また木に登って反対側も固定する。

これで梁が一本渡った、流石にここに屋根材を並べれば撓み、最悪の場合は折れるだろうがそこは後で柱を立てて補強する予定だ。


 続けざまに渡して梁と対になる平行に伸びる梁も渡して固定し、それぞれと交差する梁も渡して屋根の基礎となる四角を作りだす。

 ここにもう一本中央に渡る梁とそれぞれを補強する柱がいるから都合五本、しかも強度を考えるなら倍は欲しい。

何より作業を行う為の足場が要るし、まだまだ竹を担いでの丘登りは続きそうだ。


 とまれ形は見えてきた、今の段階でかなりガタガタで水平とか無視しているがそれは今更である、仮に水平計が有った所でそこまで拘りを持っていない。

 イメージにあるようなしっかりした作りの美しい建物とは程遠いが、それでも最終形が見えるのはモチベーションが上がってくる。

残る時間は鳴子作りと設置、警戒網の増設に使うとしてまだ時間に余裕はある、なんだかんだで材料を運び出す時間の短縮はかなり大きいらしい。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ