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スフェライオスの成り立ち

移動の合間、法術師たちの問いに応じて、

プロトアーカは自身の成り立ちを語った。


スフェライオス文明の前文明。

その遺物として残された、ナノマシン群体。


空間に根差し、ネットワークを形成し、

高次元干渉によって宇宙を運行するシステム。


永い空間管理の果てに、

その孤独を埋めるように作り出されたのが――スフェライオスだった。


天文学的大規模構造への干渉。

ガンマ線バーストやパルサーの制御。

そして、法術師のそれと酷似した空間操作。


それらを用いて、

スフェライオスのゆりかごが築かれ、

文明は育まれていった。


◇◇


――ならば。


スフェライオスの中にも、

侵略を良しとしない者がいるはずだ。


そう考えたのは、神坂たち法術師の穏健派だった。


一方で、過激派は殲滅を主張する。

プロトアーカは、どちらの結末も見届ける覚悟を固めていた。


思惑は交錯したまま、

法術師たちはスフェライオス拠点空間へと踏み込む。


そこに待っていたのは、

三つ巴の戦いだった。


◇◇

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