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最終話

僕は喫茶店に来ていた。

というのも夢だったからだ。

友達と来るといのが。

傍にいるのは純太君と、明美さん。学校の帰り道に誰かとパフェを食べるのに憧れていた。何となく青春の一ページとでも言うべきだろうか?そんな風に思っていたからだ。

「それじゃ、友達になった記念として皆でパフェを食べに来たわけですが」

喫茶店のテーブルに座りながら僕と明美さんは聞いていた。

目の前にあるのは3種のベリーが乗ったパフェだ。アクセントにウエハースのチョコが突き刺さってる。バニラアイスが苺の酸味を引き立ててくれる、そんな普通だけれど、特別なパフェである。

「そんなのいいから早く食おうぜ」

明美さんは食べたくてしょうがないようだ。

「こういうを真面目にやりたいんですよ、そうした方が思い出に残る気がして」

「明美さん、そうしようよ」

「ったく、わーったよ」

明美さんは観念する。

「それでは、乾杯ということで」

純太君が音頭を取る。

「乾杯!」

僕らはスプーンを互いにぶつけて、ちーんと鳴らす。グラスをぶつけてもいいが、そうするとパフェのグラスが割れそうな気がしたのでスプーンにしておいた。

「んーっ。美味しい」

僕は食べたたかった味だけに嬉しい気分でいっぱいだった。

「本当だ、うめぇな」

明美さんも喜んでいた。

「自分も美味しいって思います」

皆も喜んでくれたようで何よりだ。僕も誘った甲斐があるというもの。

「写真撮りませんか?」

純太君が思わぬ提案してくる。

「俺は良いぜ」

「僕はちょっと恥ずかしいな」

「顔出してるのに今更だろ」

「今更でも恥ずかしいものは恥ずかしいの!」

僕は反論する。

「それじゃ、日陰さんだけ外して自分と明美さんを撮影しますね」

純太君がスマホのカメラを取り出す。

「よーし、俺の事を綺麗に撮れよ?」

「はい、それじゃ、撮りますよ・・・3・・・2・・・1・・・」

「ぼ、僕も入れて!」

2人だけで撮るってなると、寂しい感じがした。なので、僕も思い切って参加する。

「早く言えよな」

明美さんは僕の肩に手を寄せる。

「それじゃ、行きますよ」

ぱしゃっと純太君のスマホから音がする。撮影できたようだ。

「これで、友達って訳だな」

明美さんがにっと笑って見せた。

「友達・・・」

その言葉の響きはとてもいいものだった。

「会計すっぞ」

「えーと、3人で割ると」

純太君が計算する。

僕は小説家、明美さんは喫茶店で、純太君は本屋さんだ。皆、それぞれ収入があるので3人で別けるのだ。

「1000円じゃない?」

僕はそう言う。

「そうだね、うん」

純太君は財布を取り出して、お札を一枚出す。

「・・・」

僕も財布から金を出す。

「ほらよ」

明美さんも同様に出した。

「それじゃ、会計しますね」

純太君はパフェの伝票を持って、店の店主に見せる。

「はい、3000円です」

そう言われたので会計する。

「どうぞ」

僕は1000円札を出す。

「前に来た子だよね、良かったね友達と来れて」

店主はにこっと笑う。

僕はそれをされて、顔が真っ赤になるのだった。

「覚えないで下さーーーーーーーーーーーい!」

ずっと前からの夢だって思われて何だか妙に恥ずかしかったのだった。でも、今はとても充実してる日々を送ってるなと実感するのだった。







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