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雨だれ  作者: 小池竜太
2/7

運命の人

続くか·······続かないか

学校へと行く。ふと道に犬が居る。それを見るとわたしはとある忠犬を思い出す。ハチ·····今は何をしているのかなあ。


 学校はつまらない。そうわたしは、思っている。確かに学校には、熱がない。けれども友達と楽しく過ごすいわゆる青春がある。青春かあ。永遠に青春を続けたい。そういう人も居るそうな。



 学校が終わる。授業が終わる。わたしは帰る。今日は一人だ。わたしは一人で家へと帰る。一人は気楽だがつまらない。やっぱり友達と一緒にいた方がいい·······気がする。



 ふとあの子を思い出す。精細そうなか弱い感じのあの子。わたしは、どっちかと言うと弱い子が好きだ。弱い子をいじめるのが好き。好きだからいじめちゃう。



······時々、わたしは苦虫を噛み潰したような目に会う。なんでだろう?わからない。わたしが年を取ったら、分かるのかもしれない。



その日、わたしは足の爪を切って寝た。足の爪を切るのがわたしは、うまい。その後に眠った。さて、今日はどんな夢を見るのか····



     ☓☓☓





 雨は退屈·····雨の日にはわたしは、閉じこもっていたい。今日は土曜日。学校はない。雨は部屋の窓ガラスにもたくさん付いている。ふと蜘蛛の巣みたいだなあ、なんて思う。



 電話がりりり、と鳴る。知らない電話番号だ。誰からだろう?震えながら、まさかね、なんて思う。あの子だったら····


「はい、堀ですけど」

「駅前の会ったカフェで待ってるよ」

「え?誰ですか?」 

「名前はまだ····待ってて、必ず会うから」

「·········」

そこで電話は切れた。



 誰なんだろう?まさかあの子?電話の声じゃ分からなかった。でも行く価値はあるか······



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