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第16話:私

「アリシア!おはよう!」


「うん...おはよう!」


アリシアが大きな噴水を眺めていたが、アリシアはこっちを向く。

アリシアは不思議そうな顔をしながら私を見つめる。


「どうしたの?」


「なんか...いつもと違う?」


「そお?」


私は逆に聞き返してしまう。アリシアは私の目を見つめてニコッと笑う。


「そうだリオ!明日の9時から学園で入学式をするから、どこのクラスがあるとか入りたいとか、あとは何のコマをやっていきたいとか考えたほうがいいよ」


「うん。ありがとうアリシア」


アリシアはうん!と言って大量の内容紙をテーブルに置く。


「これがコマとクラスの志望場所のもの。あと時間割とかも」


私は時間割の紙を見る。どうやら昼休憩中という時間は存在しないようだ。休みというコマを入れないと休めない。コマとコマの間は休めるけどね。

ホームルームはクラスごとにやり、2限まではどのクラスも必修知識の習得に励むそうだ。

3限目からは全て自由で、3限目からずっと休みでもオッケーだ。

つまりどんなコマを入れてもいいよということだ。


「アリシアは何限が休み時間にした?」


「休み時間?私は早くご飯が食べたいから3限にしたよ。あと6限もおやつの時間だから」


「じゃあ私も3限と6限は休みにしようっと...おけっい」


「じゃあリオと一緒の時間が休み時間ってこと?」


「そうそう」


私にはアリシアのしっぽがフリフリしているように見えた。気のせいだと思うけどね。


「クラスは...6種類...か」


1つ目は普通科クラスで、最も入れる人数が多い。1,2限が必修知識を学ぶ感じだ。まあそれだけかな。

2つ目は政経学クラスだ。このクラスに入ったら1,2,3限は必修になる。2,3限は経済と政治に特化するらしい。

3つ目は国際学クラス。ここも1,2,3限が必修。でも、2,3限は言語習得となる。

4つ目は医学クラス。ここも1,2,3限が必修。2,3限が医学かな。

5つ目は次席クラス。これは24名だけが入れるエリートクラスで、普通科よりも学ぶときに優遇される。って感じだね。

最後は首席クラス。これは12名だけが入れるクラスで、基本的には次席クラスの上位互換となる...って感じだ。


「リオは医学クラスに行くのかな?医学勉強してるし」


「ううん、いかないよ。医学クラスで学ぶ事は全部知っているしね。てか...医学が好きってアリシアに言ったことあったっけ」


「うん!あったよ!」


そうだよね。と思って私はそれ以上はいいやと思った。

私はなんとなくクラスの種類をざっと見ていって次席クラスがいいと感じた。


「私は次席クラスにしようかな...」


「え、リオなら首席クラスは全然狙えると思うよ。てかほぼ確実に内定だよ?」


「別に私は必修知識をたくさん知りたいとかじゃないし、首席クラスは必修知識が凄く難しい。だから良い」


別に中学とか高校の勉強をやり直すって感じだからそこに関しては苦じゃないけど、恐らく...首席クラスは危険だ。

ゲームでは首席クラスにいた主人公を抜いたヒロインや首席クラスの人たちが中盤で心を支配される。

だから中盤ではその操られた心を治すって感じのストーリーになる。首席クラスは非常に優秀な人材が多いからだ。助けたヒロイン達は主人公を好きになったりもする。そしたらゲームのシナリオが変わる可能性がある。そこだけは防ぎたい。


「う....ん........そ...そうだね。私も次席にするよ」


「ありがとう。楽な方がいいもんね」


アリシアは、俺に首をふる。俺は何の意味の行動かがよくわからなかった。そして、アリシアは

「リオ、リオってどこまでこの世界を知ってるの?」


と、言ってきた。なぜ、そんなことを言えた。


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