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第14話:通知結果

「う....ううう」


アリシア顔面が真っ青になりながら、のり付けされた封筒の端をスッスッっとナイフで切っていく。だが、たまに変な方向に刃が行き、ビリッという不快な音がする。


「アリシア...そんなにきれいに開けなくてもいいんだよ。破いちゃおうよ」


「違うもん!ナイフの扱いが下手すぎってわけではないんだもん!」


「...ええ〜...」


俺はその間にも封筒をナイフを使わずに思いっきり破いて開ける。

それを見たアリシアは目ん玉が飛び出るかと思うくらいこっちに驚く。


「...え、大丈夫なの?!もしも破れちゃったら入学ができないかもしれないんだよ?!」


「よく見て。ここ、ここ」


そこには一部分のカドの部分だけが破れている封筒があった。


「え...あっ」


「全面を開けなくてもいいんだ。一部分のところなら思いっきりは破れないから最悪少し破っちゃいました程度で済む」


「少しでも破っちゃったらだめなんだよ〜!」


そんなかんやで話しながら俺は、破れた箇所に手を入れて、広げていく。そうすると、封筒だけがバリバリと破れて、中身が出てきた。

中身には2つの山折りの紙と一つのカードが入っていた。

カードには...


「アリシア。合格許可証だ...学校には入れた」


「わあ、凄い!.........あああ!全然あかないよ〜!」


アリシアはしびれを切らして結構大胆に封筒を破る。ちょ...それは結構やりすぎたのでは...と思うが、すこし破れたのは山折りの2つの紙なので大丈夫だ。


「うん、私も入学を許可するって書いてる。入学できるって!」


俺とアリシアはお互い手を合わせて強くハイタッチする。もちろんバチンとタッチしたので自傷ダメージが少々発生してしまった...手がクソあっか。


「あれ、あとの紙は何なんだろう...手続きの紙はあとから出されるって聞いてるけど...」


アリシアはその紙をめくると、1つ目の紙には現在ステータスというものが書かれていた。そのステータス表にはこう書かれていた。


名前:アリシア ヴァレンティノ

HP:C MP:B- 腕力:B 脚力:C+ 体力:B- 敏捷:B- 器用:D- 精神:B

特殊スキル:

・覚[S]

・剣術Ⅱ[D]

所持属性:雷・無


と、このように表記されていた。


「カク?ってなんだ?」


俺は目を疑う。特殊スキルという場所にSランクのスキルが有るからだ。特殊スキルというのは生まれつきのものや、古代のスキル書で手に入れたりできる。それでもAランクはかなり希少だ。

確かにアリシアが剣術が強かったから剣術Ⅱはわかる。

だが...カク?というものは何なのかがわからない。ゲームにもこのようなスキルは存在しなかった。


「アリシア...カクってどういうスキルだ?」


俺はアリシアに聞いてみるが...


「ごめん...私もわかんなくて...」


と、返答されてしまう。一瞬アリシアが戸惑った感じに思えたが、そりゃこんなよくわからないスキルがあったなんて知ったら戸惑うよなと思い、これ以上の深堀りしない。もしかしたら開花前のスキルかもしれないのだから。

次は俺......


名前:リオ

HP:C- MP:A- 腕力:D+ 脚力:C 体力:C- 敏捷:C 器用:B- 精神:B-

特殊スキル:

・殺気感知[C] ・魔法感知[D] ・火耐性Ⅰ[E] ・闇耐性Ⅰ[E]

・状態異常耐性Ⅰ[E] ・魔法攻撃力上昇Ⅰ[E] ・魔力量上昇[E] ・化学法則 [C]

・零[---]

属性:火・闇


え。なにこれ....俺はこんなに特殊スキルを持っていたのか...

てか...最後の...零って...なに?????


「アリシア...わかるよ....よくわからないスキルが入っているとこんな気持なんだな...」


「え?!!なになに?!!」


アリシアは今の意味がよくわからないといった感じの表情をする。そして、ステータスを見ると....


「凄い...リオ凄いよ!スキルをこんなに持っている人なんて!」


「........わからん」



.......結局。俺達は見終わったが...なんとも言えない気持ちになってお互い終わった。


「なんか...疲れたね」


「....うん」


俺とアリシアは吹っ切れて、ひとまず棚に入っていた木製のチェスで遊ぶのだった。




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