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休憩時間
そう言っているうちに一回戦最後の取り組みが
終わりました。
司会者「これより、15分の休憩とします。お手
洗いやお買い物など、お済ませ下さい」
司会者の声で観客がぞろぞろと動き出しました。
明美「私が車で送ってあげるから、トマトンとナ
スロンに会ってきなさい」
ボピ「はい。お願いしまちゅ」
海斗「じゃあ、僕はここで待ってるよ」
明美「ボピくんを送ったらすぐ戻るからね」
それから、明美さんとボピくんは外の駐車場に
行き、止めてあった車に乗り込みました。ボピく
んが後部座席に座ったのを確認すると、明美さん
は車を発進させました。
走り出してすぐにボピくんが口を開きました。
ボピ「あのー、明美さん」
明美「なーに。ボピくん」
ボピ「どうか、ボクたちを許してくだちゃい」
明美「えっ、なんのこと?」
ボピ「海斗くんは明美さんとの結婚を本当に真剣
に考えていたんでちゅ。それが、こうなっ
てしまったのは、あの変なオウジさまのせ
いなんでちゅ」




