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茶封筒
月日は流れ、今日は5月31日です。明
美さんが出向を始めてから2か月が過ぎ、
いつでも鬼沼の代わりができるほどに仕事
を覚えました。この間、大相撲妖精協会の
一行は、横浜、奈良、京都と巡業し、今は
大阪のお寺に宿泊しています。
その大阪のお寺の門の前で鬼沼と明美さ
んが話しています。
鬼沼「二か月間、よくがんばりましたね」
明美「はい、お世話になりました」
鬼沼「これが業務委託の契約書ですので、
秋丘くんに読んでもらって、よろしけれ
ば署名と捺印をしてください」
そう言って、鬼沼は大きめの茶封筒を明美
さんに渡しました。
明美「わかりました。なるべく早く回答し
ます」
鬼沼「では、お気をつけて」
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こうして彼女は新幹線に乗り、東京へと
帰っていきました。




