45/224
理性と煩悩
トゥルーという呼び出し音が八回鳴った
ところでポコッと音がして相手が出たこと
がわかりました。
海斗「もしもし」
ナス「もしもし。白浜海斗さんなすか」
海斗「どちらさまですか」
ナス「私は大相撲妖精協会の者なす」
海斗「ああ、その協会のことなら知ってい
ます」
ナス「あなたはボピくんが消滅したと思っ
ているようなすが、それは勘違いなす」
海斗「えっ、どういうことですか?」
ナス「ボピくんは今も大相撲妖精協会で働
いているなす」
海斗「えーっ!本当ですか?あなた、僕を
からかっているんじゃないでしょうね」
~この時、海斗くんの声はスマホから漏れ
てボピくんの耳にも届いていました。ボピ
くんはトマトンに体を押さえられていまし
たが、その体の中では理性よりも煩悩の方
が大きくなっていったのです。もともと恋
愛体質のボピくんなので、これ以上のガマ
ンはできなくなっていました。
ーつづくー




