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道具
再び、ここは高山市のお寺です。オレン
ジ山が鬼沼会長の部屋をトントンと叩きま
した。
鬼沼「どうぞ」
オレンジ「失礼します」
オレンジ山は畳の上に正座しました。
鬼沼「どうだった、病院の説明は?」
オレ「はい。長く持って一か月だと」
鬼沼「そうか。残された日々をできるだけ
楽しく過ごさせてやろうな」
オレ「会長。実はお願いがあるんです」
鬼沼「なんだい。言ってごらん」
オレ「会長が持っている道具で僕とミカ
ちゃんを爆死させてください」
鬼沼「何をバカなこと言ってるんだ。そ
んな物、持っているわけないだろう」
オレ「とぼけてもダメですよ、会長。僕
はラジオンが爆死させられたことを
知ってるんですから」
ーつづくー




