ネクストステージ
ボピ「何か、何か入れ物はありまちぇんかあー?
うわっう」
何ということでしょう。ボピくんは自分が出し
たザー〇ンに足をすべらせて、ころんでしまいま
した。その時、後頭部を机の角にぶつけて、一時
的に気を失ってしまったのです。
その時、そこへヒト型妖精のピポコさんが部屋
の入口の前にやってきました。
ピポコ「ボピさん。おいしいお茶が入ったので、
お持ちしました。おじゃましまーす」
彼女が部屋に入ると、そこには仰向けに倒れた
ボピくんが棒を直立させて気を失っていました。
そして、その棒からは白い液が、まるで噴水のよ
うに放物線を描いて沸き出ていたのです。
ピポコ「ああっ!!ボピさーん、大丈夫ですか。
誰か、誰か来てくださーい」
やがて、騒ぎを聞きつけ、所長のトマ代があわ
てて、やって来ました。そして、ボピくんを抱き
起こして言いました。
トマ代「ボピくん。しっかりしなさい」
ボピくんはうっすらと目を開けて言いました。
ボピ「あっ、所長さん。ごめんなちゃい。大事な
ザー〇ンをほとんど、こぼしてしまいまち
た」
トマ代「よくやったわね、ボピくん。逆さ吊り法
が効いたのね。これで、トマ代研究所は
次のステージに進めるわ」
ピポコさんは何が起こったのか、さっぱりわか
らず、その場にボンヤリと立っていました。
ー下に挿絵がありますー