表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ぞく。かいととぼぴくん  作者: 割れせんべい
118/224

初対面

 十二月七日の晩、海斗くんは思わずこんなひと

りごとを言ってしまいました。

「あーあ。こんな五か月も一人で居て、別に寂し

 くないのなら、もうボピくんがいなくても全然

 平気だよ。このまま、前田さんの所でずっと預

 かってもらおうかな」

 そのひとりごとがとんでもないことを引き起こ

してしまうことを海斗くんは知らずにいました

*******

 その夜、海斗くんの夢の中に、大昔の貴族のよ

うな恰好をした人が現れました。

貴族「海斗よ。お前は何と冷酷な人間なのじゃ。

   ボピくんを前田さんに押し付けて、自分

   は世話をしないとは許せんぞよ」

海斗「あなたはいったい誰ですか」

貴族「私はウマヤドノオウジという者だ。お釈迦

   様の弟子で仏道を広めている」

海斗「あっ!あなたですね。去年、ボクのオマタ

   をスッカラカンにした人は」

 実は、海斗くんがこの王子様に会うのはこれが

初めてなのです。

海斗「あなたのせいでボクは本当に大変な苦労を

   したんですよ」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ