表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ぞく。かいととぼぴくん  作者: 割れせんべい
11/224

どっちが大事

 二月八日の午後二時過ぎ。海斗くんは明美さん

の運転するピンクの車の助手席に座っています。

二人はこれからドラマの撮影現場に行くのです。

運転しながら明美さんが海斗くんに尋ねました。

明美「ねえ、結婚の準備、どうしようか?」

海斗「うん。なるべく早く進めたいと思っていた

   んだけど、ボピくんのことがショックで急

   いで準備する気になれないんだ」

明美「そうよね。海斗くんにとっては大事な親友

   だったんだからね」

海斗「ボピくんの四十九日があけて、最初の大安

   に入籍して、その翌日に発表ってことでど

   うかな?」

明美「わかったわ。そのつもりで準備するわね」

 そう言いながらも、明美さんはちょっぴり不満

でした。なんだか、海斗くんの心の中では、自分

よりもボピくんの方が大きいように思えたからで

した。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ