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第8話 王都防衛戦④

「王様、今ええか?ちょっとデカめの軍団が来とってな、ちょっとこっちだけでは対処できんかもしれんねん。せやからそっち送ってもええか?タイミング的にマズかったらこっちで対応するけど、そうなるとこっちも本気でいくから周囲の被害はそれなりに覚悟してて貰わなあかんけど。」


遂に来たか。来なければ良いなと思っていたけど。まあ、タイミング的には今で良かったかな。ちょうどこっちも紹介が終わったところだし、OKを出すとしよう。


「ちょうどこっちも講師紹介が終わったところだから送って貰って大丈夫。彼らには模擬戦闘(デモンストレーション)に出て貰おう。」


「了解や。ほんなら転送魔法で一気に送るで。あと5分後くらいでええか?」


「了解。」




カゲツとの短い会話を終えると、まだ壇上に居る7人と舞台下の全体を見渡して急遽決まった予定を伝える。


「それではこれより、予定にはございませんがただいま紹介いたしました7名の隊長達による 模擬戦闘、デモンストレーションを行います。各部隊長は準備をお願いします。」


僕が言い終わると、会場から驚きと戸惑いが合わさったようなどよめきが起こる。


(そりゃそうだよな。いきなりだもん。でも隊長格の生の戦闘を観られるなんてそうはないから、みんななんだか嬉しそう。目が輝いてる。)



「それでは準備が整うまで5分ほどお待ちください。」



◆ ◆ ◆



「それじゃあこっちは模擬戦闘(デモンストレーション)の詳細を詰めていこうか。」


式典前の全体ミーティングを終え、王の影(ノワール)の5人が出ていったあと、本日2回目のミーティングを行うことにする。


模擬戦闘(デモンストレーション)の内容は例年と同じ。場所はシミュレーターを備えたシミュレーションルーム。風景設定は王都全域、戦闘機獣(ロボ)の投入はなし。」


「ロボって言うな」


「人員配置はシミュレータ操作がルカ、戦闘指揮がカイル。この2人はシミュレーションルームの外での作業になるから、実質シミュレーションルーム内で模擬戦闘(デモンストレーション)を行うのは5人ってことだね。」


「分かってると思うけど、このイベントの趣旨は多すぎる敵を一掃することだからね。観客達には模擬戦闘(デモンストレーション)だと思って楽しんで貰うわけだけど、実際は本物の戦闘だから。まあ、仮想の敵に見えるように調整してもらうからバレることはないと思うけど。絶対にバレないように。」


「敵の大群はいつ来るかわからないし、もしかしたら来ないかもしれない。だから式典の式次第には入ってない。外にいるカゲツたちからの連絡を待って、もし行うようなら式次第の間にねじ込むからそのつもりでよろしく。」


ここまでを言い切り、ふう と一息ついてからそれぞれの顔を見渡す。


「僕からは以上だ。他に何か言いたいことがあるひとはいる?」


僕の問いかけに反応するひとはいない。最初に言ったけど例年通りではあるから、みんなだいたいのことはわかっている。何も言わなくてもいいって楽だねえ。最初の頃は大変だったけど。と1人で感動していると まあ、よーするに とヒカルが口を開く。


「いつも通りってことだな」


ヒカルの言葉を聞き、周りのみんなも頷いている。このちょっと気の抜けた感じ、適度な緊張感はあるけどガチガチに緊張している訳ではない感じ、良いな。コンディションも整っているみたい。


「よーし、それじゃ今日も一日頑張ろう!」


「「「「「「「おう!」」」」」」」


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