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訳だけ! 十八史略+蒙求  作者: ヘツポツ斎
01-15 秦

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01-15-01 秦  先祖

 秦《しん》の祖先はもともと顓頊《せんぎょく》の子孫とされる。「大業《たいぎょう》」が「柏翳《はくえい》」を産み、舜《しゅん》より嬴《えい》の姓を賜った。その子孫には飛廉《ひれん》がおり、殷《いん》の紂王《ちゅうおう》に仕えている。その子が「女防《じょぼう》」、その子孫が「非子《ひし》」である。馬を好み、周《しゅう》の孝王《こうおう》に仕え、汧水《けんすい》と渭水《いすい》の間の地域で馬を育てたところ大いに繁殖させた。この功績から孝王より秦の地に封爵された。


 そこから二代下り「秦仲《しんちゅう》」の代に勢力を拡大、そこから「莊公《そうこう》」「襄公《じょうこう》」と経る。襄公の時代に幽王《ゆうおう》が犬戎《けんじゅう》に攻め殺される事件が起こったが、このときに周の王室をよく助けたため諸侯に認定された。以降「文公《ぶんこう》」「寧公《ねいこう》」「出子《しゅつし》」「武公《ぶこう》」「德公《とくこう》」「宣公《せんこう》」「成公《せいこう》」と続き、「穆公《ぼくこう》」に至るのである。

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