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訳だけ! 十八史略+蒙求  作者: ヘツポツ斎
01-04 東周(春秋戦国概略)

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04-01-03 春秋戦国 諸侯概説

挿絵(By みてみん)


 春秋戦国《しゅんじゅうせんごく》諸侯の話に入る前に、諸侯のアウトラインを紹介しておこう。


 周《しゅう》と同じ、「姫《き》」姓の者が封爵を受けた諸侯が「魯《ろ》」「衛《えい》」「晋《しん》」「鄭《てい》」「曹《そう》」「蔡《さい》」「燕《えん》」「呉《ご》」。

 特に魯が周公旦《しゅうこうたん》、燕が召公奭《しょうこうせき》、そして呉が文王《ぶんおう》の兄たちの子孫に与えられているところが重要。


 周の立ち上げに大きく寄与した異姓の諸侯に与えられたのが「斉《せい》」「宋《そう》」「陳《ちん》」「楚《そ》」「秦《しん》」。

 斉は太公望《たいこうぼう》に、宋は殷《いん》の子孫に、陳は舜《しゅん》の子孫に与えられた。


 ほかにも小国として「杞《き》」「許《きょ》」「滕《とう》」「薛《せつ》」「邾《しゅ》」「莒《りょ》」「江《こう》」「黃《こう》」などもあるが、書き切れないのでやめておく。


 これら諸国から、やがて春秋五覇《しゅんじゅうごは》と呼ばれる「斉桓公《せいかんこう》」「宋襄公《そうじょうこう》」「晋文公《しんぶんこう》」「秦穆公《しんぼくこう》」「楚荘王《そそうおう》」が登場する。


 戦国の世に突入して晋が分裂。各国が統廃合を繰り返し、遂にいわゆる戦国七雄、すなわち秦、楚、燕、斉、趙《ちょう》、魏《ぎ》、韓《かん》に収斂していくのだ。


 諸国は建前上周を奉じる形を取っていたが、実質は独立国であった。なのでここから先、各国の事績を別個追っていこうと思う。

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