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救助
祐介「なんだ…あれ……」
男生徒「やばくないか?」
女生徒「何あれ……」
美月「ねえ!祐介!逃げようよ!やばいよあれ!」
祐介「あ、ああ。だけど他の人も……」
美月「もう他の人は逃げてるよ!」
祐介「ええ!?」
逃げようとしたその時、走ってくる足音が聞こえた。
晃「大丈夫か!」
祐介「晃!」
晃「皆非常口の方から逃げてる!二人も早く来い!」
祐介「わかった!」
そして三人で不安を胸に非常口に向かって走っていった。
美月「あと少しで…非常口だ……」
「ガガガ…ゴン…」
晃「嘘だろ…壁が倒れてきた……」
祐介「これじゃ通れない!しょうがない!昇降口から出るぞ!」
昇降口の方が遠いがこれでは仕方ない。
僕たちがいた三階から二回に降り、ふと左を向くと崩れた壁に挟まって身動きが取れない生徒と、助けを読んでいる。