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３７話 崩落量子の進化飛躍
そして魔王ジェニスとリヴァイアサンは魔王エレッカを追い詰めて
捕まえたのだった
強国で処刑台に乗せられてギロチンを実行される
魔王ジェニス
「エレッカ…貴様はこの時を待っていたのだろう…」
そう、エレッカはこの時を待ちわびていたかのように笑っていた
エレッカ
「作品というのは世界の事
ジェニス君、僕にとっては作品とは幾つもの用意したシナリオの一つさえ完成すればいいのだよ
ギロチンの呪刑を持ってから僕は感情が変わっていったのを感じてきた
そこで得られた娯楽に対する知性が僕には殺戮だったのだよ
僕がそのギロチンの処刑台となってこのシステム世界のゲームクリアとなり
作品の完成であり、作品の終焉だ
そうだな この作品はRPGゲームとして作品化して販売しようか
大丈夫さ 僕は一つも後悔はしてなどいない
作品として集約されて存在し続けるのだから」
～崩落量子の世界～
バグワールドへと戻っていた
開闢箱から解放されていた
ジェニス
「エレッカは作品となった そしてそれはバグワールドで進化させる為の伏線だったという訳だ」
創生者になる為、開闢箱をバグワールドで進化させる
作品として完成されたそれはバグワールドの逆超新星爆発を引き起こす
それは内部への爆発が超新星爆発だとすれば
外部への多世界への爆発が逆超新星爆発である
そして、その外部は、開闢箱を開発した世界だ
ジェニス
「しかし、精神体コピージェニスによってそれは知り尽くされているだろう
それが多世界コード全てをシャットダウンさせて、その回らなかった爆発が
創生世界に及ぶという事をエレッカは知っているんだろう」
ジェニスはこの時だと感じて
開闢箱と同時に創生世界の爆発によるホール開口の瞬間を逃さなかった
