36話 使役者ジェニス
船で魔王ジェニスは出向いた
モンスター
「魔王ジェニスさん、ちーっす」
「俺達あんたの敵だ」
「海の使者についた方が絶対この戦は勝てるからな」
「数であんたを倒してやる」
「いくあんたのレベルが高くても数には勝てんよ」
海はモンスターの住処と化していた
そこには鯨モンスター、巨大ウミヘビ、と存在していた
戦艦型のモンスターとそこに存在している大砲代わりの火竜
飛竜使いのガーゴイルに空中に漂う空中イカ
船をそれでも漕いだのはジェニスに策があったからだ
魔王ジェニス
「我は熟練度を上げていく内にモンスターを仲間に出来る事を知った
人間は権力というもので仲間を増やすのに対して
モンスターは力の行使によって仲間を増やせる
だから我はその中でも強いモンスターを使役したのだ」
魔王ジェニスは叫んだ
魔王ジェニス
「水龍リヴァイアサンよ 我に力を示せ…!」
モンスター
「水龍リヴァイアサンだと!?しかし、気まぐれのあいつの強さは不明瞭だが大した問題ではないはずだ」
モンスターたちが一斉にとびかかる
しかし水龍リヴァイアサンはそれを破壊した
水龍リヴァイアサン
「私のレベルは140だ ジェニスと同じ程度のレベルだ 貴様らにはもう勝ち目はないよ」
魔王ジェニス
「何故、水龍が気まぐれだったのか分からないのか?
それは使役される人物が今までいなかったからだ
貴様の仲間に加わらなかったのもその為だ 悪く思うな」
海の使者以外は全て逃げ延びる
そして魔王ジェニスとリヴァイアサンの攻撃によって敵の主を倒した
~強国パーティ~
強国では祝宴を開いていた
魔王ジェニス
「さすがに手のひら返しが鬱陶しいなこれは…」
国王
「ささ、リヴァイアサンもお手をどうぞ」
リヴァイアサン
「やめんか馬鹿者 私はレディだぞ」
リヴァイアサンは国王のボディタッチを退けた
リヴァイアサンは擬人化して女体へと変えていた
リヴァイアサン
「で、どうするのだ?
エレッカを倒すのだろう?」
魔王ジェニス
「そうだな しかしな
これはエレッカの茶番なんだ」
リヴァイアサン
「茶番?なんのだ?」
魔王ジェニス
「この世界そのものがだよ
エレッカは世界がどうなろうが知った事ではないし
ここで死亡するのも重要とも思ってはいない」
魔王ジェニスはその策略の先を読んでいた




