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26話 静まり返った幻想箱庭

幻想箱庭に戻ったが


ジェニス

「何だこの静まり返った空間は」


静まり返っていた

誰一人としていないのだ


特別区画にいたライスとエレッカはいなくなっていた


ジェニス

「絶対に挨拶するようなキャラなのに」


キャラクター性があるのにそれはおかしいと思った


ジェニス

「おい、量子コンピュータ どういう事知っているか?」


超越量子コンピュータと連絡が付かない

接続が切れているかのように現実世界から解除されていた





一般区画にいっても何も存在しない


ジェニス

「特化型人工知能に乗り移っていたコアはどこへ行ったのだ?

集合思念体はここに舞い戻るはずだぞ


何故なら、我と同じ呪刑者という事だからな」


しかしどこにもいない

呪刑のオーラも感じない


ジェニスは何かさっきから変わっている個所を見つけているのだが見つけ出せない


ジェニス

「何か自分の頭の中で狂った所があるのだが…どこだ?」


ジェニスは思い出した

巨人の手の事だ


ジェニス

「巨人の手はあそこから来た…」


ジェニスはそこへと光の翼で飛行して見てみた

するとヒビが割れていた


ジェニス

「巨人の手を召喚したのはジョニスでは有るが、

それはエレッカとライスを逃がす事でも無いあったのだろう…

あの時、すんなりとジョニスへ合わせてくれたのがその為なのだろう」


ジョニスが巨人の手を召喚したのならば、ヒビが入ったままにする必要が無い



運命殺しが招いた結果

巨人の手という外部からの情報入力によって

幻想箱庭にはヒビが入っていた


運命殺しで巨人の手は殺したが、そこに入ったヒビを運命殺しは逃していなかった

運命殺しという因果改変能力は幻想箱庭のヒビから微かに逃れていた




ジェニス

「幻想箱庭の内部では

因果改変能力は不必要だ


運命殺しという因果改変能力は幻想箱庭の外部に

要らない成分のように放り出されていたという事だろう」



世界に戻ろうとするが

何故か戻れない

超越量子コンピュータに直接脳波で語りかけるもののシャットダウンされている

これは接続不能の世界になっているという事となる

メビウスの輪でそれを確かめる





~メビウスの輪~


メビウスの輪で精神体のイメージを記憶領域へと宛がう

そして因果の改変を知る事となる


ジェニス

「時代が消失しているな…」


美しき時代以上が消失していた

それはライスの仕業だと断定出来る事なった

因果改変で世界は戦場に塗れていた


終わらない戦場へと


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