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23話 メビウスの輪の内部

~釈迦世界~


釈迦世界は、相変わらず参加者だけの世界だった

後発組は、鏡の中で稼働させられ続ける


ジェニスが作ってしまった世界

ジョニスが仕組んだ世界ではあるが、自分の過ちである


ジェニス

「我が出来る事は、この地球世界の輪を解除する事だ」


釈迦世界のクモはこの世界を両立させていた

しかしそれは脆くも崩れ去るような世界観だ


ジェニス

「我の呪刑の力を使えば運命殺しにその運命を殺される

ジョニスに仕組まれた世界だ


ループから抜け出せた訳ではない

我がループを断ち切る為の力と成り得たものを

ジョニスが邪魔しているだけに過ぎない」


地球世界を変えるには

結局は開闢箱入手者へと赴かなければならない




ジェニス

「我の力で直ぐに行き着けるがな」


光の翼があるのでメビウスの輪までたどり着く

宇宙の片隅に存在しているメビウスの輪





~メビウスの輪~


メビウスの輪で輪廻を辿り魂は浄化されていく


ジェニス

「ここで得られた経験値はループされている世界では全く意味を成さない」


つまりは、このメビウスの輪の中でしかその得られた経験値は加算されていない

地球にいる人類達には加算されていない


ジェニス

「経験値の貯蔵庫と化しているのだ」


ジェニスはメビウスの輪で今まで得ていた経験値は輪の中での精神体のイメージから吸収していた

しかしメビウスの輪の内部には侵入した事が無かったのだ

ジェニスは内部へと侵入した




~メビウスの輪の内部~


そこは人の身体の中のような色合いをしていた


ジェニス

「人の身体というのは宇宙そのものだ

細胞や脳の中身の光景が宇宙だと説く者もいる」


しかしその真相は闇の中である

宇宙の神秘を解き明かしたものはいない

ジェニスですら、宇宙の先の光景は分からないのだ


ジェニス

「人類はスパゲッティモンスターが宇宙にいるのだろうと

批判的に発言していた事があるが、それはあながち間違いでは無い

形は全く違うがな」


神々の英知レベルの知識を持つという事は

それは人の脳には入り切れない情報量だ

その蓄積された情報量は精神や魂に加算される

しかし、それを思い出す人間はいない


ジェニス

「魂とは量子だ 即ち、これこそがスパゲッティモンスターの正体だ」


ジェニスが辿り着いたそこには一つのコンピュータがあった


ジェニス

「万能量子コンピュータを超越した超越量子コンピュータといった所か」


超越量子コンピュータが1台だけそこに置かれていた

机と椅子とベッドだけがあり、超越量子コンピュータ1台だけ置かれた部屋だ


ジェニス

「メビウスの輪自体がこの超越量子コンピュータによって作られた模造品という事か」


宇宙も魂も量子として演算される

万能量子よりも進化している超越量子によってメビウスの輪は作られていた


ジェニス

「メビウスの輪は、人の記憶や経験値を精神体として魂として加算している貯蔵庫だ

そしてその貯蔵庫の役割となっているのはこの超越量子コンピュータだ


つまりは、ここに精神体のイメージが備わっている」


ジェニスは超越量子コンピュータを操作した

瞬間、ジェニスの脳内に超新星爆発が如く情報量が飛び交う


ジェニス

「これは驚いた

我のような呪刑所持者で無ければ

今すぐに脳は爆発を起こして、即死していただろう」


ジェニスはそれで理解した


ジェニス

「おいジョニス 運命殺しでもこれは回避できるのではないか?」


ジョニスが直ぐに幻想箱庭からワープして来た




ジョニス

「ご名答だね そうそう

この超越量子コンピュータは人間には扱う事が出来ない

扱えないから呪刑所持者と言いたいのだろう?」


ジェニスの言い分をジョニスは告げる

しかしジョニスの言い分はまた違った


ジョニス

「しかし超越量子コンピュータ使用者は呪刑所持者だと言うのなら

僕がハッキング出来るはずなんだけどね…」


ジョニスは運命殺しを発動してハッキングを開始してみたがバグらない


ジョニス

「運命殺しの効果を発動すればハッキングしてバグらせることが出来るけども

セキュリティシステムが作動して無理なんだ


呪刑所持者を探すしかない」


ジェニス

「それなら答えは決まっている

ジョニス 話がある」


そしてジョニスはそれを聞き入れて運命殺しを発動させる

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