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2人の文芸部  作者: 赤坂剣
5/10

page Masataka:政敬は家で…

 政敬自宅にて


 ガチャッ


「ただいまー」


 と一言いいながら家に入るが誰も返事をしない。なぜなら、うちは両親共働きで家に帰ってくるのは夜の7時から後のためこの帰宅の時間は両親はいない。いたとしても妹がいるくらいだが、妹は僕のことがあまり好きではないので、家ではほとんど会話をしない。


 妹はリア充で帰りが基本いつも6時過ぎなので、夕食などは基本自分で作っている。たまに妹が作っているときがあるが、その時は大体が休日なのでおそらく暇なだけなのだろう。なので家に着いてからは着替えて夕食を作って、風呂を掃除して入り自室にこもっている。ちなみに今日の夕食はカレーを作る予定だ。


 割と作るのが簡単で、両親などが遅く帰ってきても温めてさっと食べるだけで済むのでとても楽だ。まぁ、片付けがややめんどいくさいのを抜けばいいんだけど、文句は言ってられない。そうこうして作り終わった頃合いに丁度妹が帰ってきた。ちなみに妹の名前は、森久保遥もりくぼはるかという名前だ。


「ただいまー」


 と言いながらリビングに妹が入ってきた。


「おかえり遥。今日の夕食カレーだからな。僕は飯の前に風呂洗って入ってくるから先食べておけ」


 と言いながらリビングを後にしようとすると、突然妹が話しかけてきた。


「兄貴。なんで今日はそんなキモイ顔してんの? 見てて気持ち悪いからやめてくんない?」


 急に顔が気持ち悪いと言ってくるので、僕は心配になりながら聞き返してみた。


「え? そんなにキモイ顔してる?」


 普段からキモイ顔をしているが普段は妹がそんなこと言わないので質問してみると妹はこう答えた。


「キモイ顔っていうか、いつも兄貴硬い表情してんのに今日はやけに頬が緩んでいるというか、にやけすぎてんの。ただそれだけ」


 そういわれて僕は急いで鏡を見てみたらかなり気持ち悪い顔をしていた。なんというか本当にニヤつきまくっていた。正直自分でも気持ち悪いと思うほどだから相当だと思う。多分、今日はあんと仲良くなってお互いに素直になったりしたからだろう。


「遥。鏡見てきたが相当だったわ…。多分今日部活の人と仲良くなって、友達になったからうれしくてにやけてたっぽいわ」


 と、事実を告げてみた。普段はこんなことしないがなんだかこのことは妹にも言おうと思ってしまった。


「あ、兄貴に友達!? そんなのどうせ嘘でしょ? うちの兄貴に友達なんてできるわけないじゃない」


 妹はどうやら信じてくれないらしい。まぁ信じてほしいわけじゃないから別にいいんだがな。


「信じてくれないなら別にいいけど、僕は風呂洗ってくるからな」


 そういって、風呂掃除をしてお風呂に入った後リビングに戻ったら、案の定誰もいなかった。妹は自分の部屋に行ったみたいで、自分の洗い物だけしてはいったようだ。僕は一人でカレーを食べて部屋で本の続きを書くことにした。その時もまたニヤニヤしていた顔が画面に映っていて自分で気持ち悪いと思ってしまった。


「明日の活動はどうしようかな…。もっとあんとは仲良くなりたいし、あんが小説を書きたいと言ってたからそのことを活動にしようかな…」


 そんなことを考えながら、小説を切りの良いところまで書いていつもと同じ時間(夜の1時)に就寝した。就寝前さえあんのことをずっと考えていた。だが、睡魔には勝てずそのまま寝てしまった。


 明日を楽しみにしながら…

眠い。エナドリがなかったら書けなかったわ。次の話は由奈が小説を書き始める話にする予定です。

妹の遥はちまちま出す予定でいるので、今後ご期待ください。

それではpage4にてまた。

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