初外交4
石原は馬車に揺られつつ、日本の物品は売れるだろうとか、これからの外交をどうするかを考えていた。
ガタンッ!!
と音がして石原は前に転がりそうになりつつ、馬車が止まった事を確認した。
「では、ここ第七公爵領領都トプーマの外交局分局にて、国交を開くために会議を行いたいと思います」
そう言って、アーツはは馬車から降りて外交局分局の中に入って行った。
〜外交局分局会議室〜
会議室は豪華で、中世ヨーロッパ風であった。
そして、中央にこれまた豪華な机と椅子があり、そこには石原とアーツ及び外交局分局の職員がいた。
「こちらが日本国からの提案です」
そう言って石原が出した紙には、"日本語で"日本国からの要求とその見返りが書いてあった。
しかし、アーツ達は内容がわからないでいた。何故なら、アーツ達は世界共通言語である統合語を使っており"日本語“がわからなかったからである。なので、こう言うことになった。
「すいませんが、読み上げてくれませんか?我々はそちらの字が読めないので。」
石原は少し驚いたが、そういった事もあるだろうと思い直し読み上げる事にした。
その内容は以下の通りである。
『(前略)日本国は貴国との国交を結びたい。(中略)よってそのための提案をここに示す。
・貴国は日本国に食料を年3000t輸出する事
・日本国は貴国に主要インフラを建設する
・貴国は日本国の領事館を置く事
・その他は後に合議して決める事とする』
アーツ達は驚いたここグルバニア王国は食料に関しては幾らでも取れる国であり、圧倒的な技術力を持つだろう日本国がグルバニア王国の悩みであるインフラを整備してくれるのは旨みしかなく、今小競り合いを起こしているエルー・アスパニ皇国と戦争が起きても味方にできる可能性が高いならば、やはり旨みしかないからだ。
後日、日本国とグルバニア王国そしてグルバニア王国の同盟国のジークハルド公国が国交を結んだ。