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日本異世界転移物語  作者: 秋津洲皇国
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アスタルダー海戦9

〜戦列艦ルジェク2世〜

ドォォォン‼……

そんな音と共に戦列艦ルジェク2世の船体は大きく揺れ動いた。

「何があった⁉」

エユスバニア大公国の観戦武官モーリス・ロウスは音がした方を向いた。少し前までは戦列艦ウォブロスケーがあったその場所には巨大な火柱と死体があるだけであった。その光景を見て何故こうなったか?それをモーリスは考えだした。

(何故こうなったか?……よく分からない飛行機械はおいて置くとして敵が文明圏外にも関わらず機関銃を装備し、我が国の最新装備の戦艦よりも大きい装甲艦を備えているという事だ……もしや列強の介入か?……ならばどこだ?)

そして、ある結論にたどり着く。

(奴ら、日本国と名乗っていたな……日本国、日本国……そうか、大日本皇国か!あの列強め〜!!」

そう最後の方を叫んで、モーリスは船尾にある観戦武官用私室に向かって走って行った。

〜観戦武官用私室〜

この部屋はエルー・アスパニ皇国が船を改修した時にエユスバニア大公国が圧力をかけて作らせた部屋であり、良く言えば豪華絢爛悪く言えば成金趣味な部屋である。エユスバニア大公国の観戦武官が休む為と、部屋に置かれた魔導伝令機を使い本国に連絡する為に使われている。

バンッ!!

そんな音をたてて過度な装飾が施されたドアを開きモーリスは魔導伝令機ヘ飛び付いた。

「こちら、モーリス!こちら、モーリス!現在皇国軍は壊滅状態にある!」

『それはどういうことだ!?説明しろ!』

「私が思うに大日本皇国が介にゅ……」

ドカンッ!!……

モーリスが続きを言うことはなかった。

「脱出するんだ~!!」

そんな声が響き渡る。戦列艦ルジェク2世は船尾部分がなくなっていた。護衛艦の主砲弾が船尾に直撃、舵も破壊され浸水も始まっていた。

〜護衛艦まや艦内〜

「エルー・アスパニ皇国の船団は壊滅しました」

「そうか、ならば浮かんでいる彼らを収容しろ」

そう西村は命じた。そして、少しでも人を救わなければならないとその罪悪感から思うのだった。




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