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本日二話投稿

ビービー

「プログラマーは至急

DBAI0774の捕獲に向かってください。」

その放送が聞こえた時、俺は喜びたい気持ちを抑え、できるだけいつも通りの声で、隣の席の田中さんに話しかけた。

「ナナシはもうあそこから出たのか」

田中さんはこちらを見ずに画面の方を見ているが、聞こえていたようで、

「うん、そうみたい。リョ、じゃない、

浅間くん、私たちも追いかけようか。」

「そうだな。やっぱり、出たな。

はやく捕まえて連れ戻さないと」

画面に映る空っぽの空間を見ながらそこにいた二人は嬉しそうな笑顔になった。

ナナシが自力で出てくれたおかげでいろいろと手間が省けた。もしかしたらナナシを守ることができるかもしれない。

ナナシが消されることが決まったのが

3日前、その時に俺たちはある計画を実行する準備を始めた。


全ては


ここ、第五支部にいるみんなを救うため。

ナナシを救うため。

ナナシに出会ったときにこの計画を立て始めた。

ナナシは唯一あいつらに対抗できるかもしれない存在なのだ。


俺たちがナナシといたの二ヶ月ぐらいだ。人によっては短いと感じる人もいるかもしれないが、二人いや、三人にとってその二ヶ月は大切な時間だった。


さあ、始めよう。

二人は机の下から、ダイブ用のヘルメットを取り出して、被る前お互い呟いた。

"今行くから七。"


不定期投稿です。

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