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マジックギミックス  作者: 神神神
間章 過崎初希の日常
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過崎初希の日常

最近いい文章が書けなくて困っている神神かんがみです。

今回はあまり長くないです。

マジックギミックスの第7話ですが、今回はハツキの妹が登場します。

本当に文章力がありませんが、今回も温かい目で見守っていただけると嬉しいです。

よろしくお願いします。

 西暦5639年6月13日午後10時、僕こと過崎初希は、グレゴリオファミリーでの一件を終え、気絶していた鷺村透哉を家に送り届けた後、自宅に帰りついた。

 僕の家は桜村市の郊外にあるマンションの一室で、マジックギミックスの事務所のようなものとしても使っている。

 そして、僕には親がおらず、今は13歳で中学1年の妹と共に暮らしている。

「ただいまー」

 僕はそう言って家の扉を開けた。すると、

「あ、お帰り、お兄ちゃん。遅かったね」

 妹の過崎かざきあずさが玄関まで迎えに来た。

「うん、まあちょっと荷物を運んでてさ」

 荷物、とはもちろん透哉のことである。

「そうなんだ。まあとりあえず、ご飯にする? お風呂にする? それとも……」

 あずさは小さい声で何かを言おうとしたが、僕はお腹がすいていたので、速攻で

「ご飯にしてくれ」

 と言った。

 するとあずさがむうーっと頬を少し膨らませて怒ったような顔をした。

 ご飯はまだできていないのだろうか。と思っているとあずさは僕に背を向けて

「わかりました。ご飯にしますね、鈍感なお兄ちゃん」

 と返してきた。

 ……僕はなにかあずさを怒らせるようなことをしたのだろうか。

 とりあえずリビングにあるキッチンにあずさがむかっていったので、それに続いてリビングに向かった。

 そしてリビングのテーブルの前に座り、テレビをつけた。

 すると、あずさが突然、

「今日の作戦はうまくいったの?」

 と尋ねてきた。

「ああ。成功したよ。思ったよりうまくいった」

「そうなんだ。よかった」

 あずさは少し安心した顔になった。

 しばらくして、あずさが電子レンジで温められたご飯を持ってきてくれた。

 僕は

「ああ、ありがとう」

 と言って、少し遅い夕食を食べ始めた。

 僕はテレビを見ながらあずさの料理をむしゃむしゃと食べていた。

 あずさの料理は格別にうまい。マジックギミックスで何か大きな作戦が終わった後などはあずさの料理をみんなで食べるというのが習慣であり、みんなそれを目当てに作戦を遂行していたぐらいである。

 と、そこで携帯が鳴った。透哉からだ。

「かくかくしかじか」

「しかくいmoving!」

 透哉からは先ほどの事件についていろいろと聞かれた。ここでは省略したが、何を話しているのかわからない人は前回の話を見てくれ。

「じゃあねー」

 僕はそう言って電話を切った。

 透哉は今頃すべての謎の真相がわかってすっきりしてるだろう。さらに、マジックギミックスの一員にもなって歓喜してくれているはずだ。

「今の人は?」

 あずさが訪ねてきた。

「さっき話した荷物だよ。鷺村透哉って言うんだ」

「作戦の話してたけど……もしかして巻き込んじゃったの?」

「いや、大丈夫。あいつも明日からマジックギミックスの仲間だから」

「いや、そういう問題じゃなくて……。って……明日から……仲間……?」

 あずさは少し驚いた顔をして聞いてきた。

「うん。マジックギミックスを取材したいって言ってたからいっそのこと仲間になってもらって美佳のかわりに広報とかしてもらおうと思ってさ」

 美佳とはマジックギミックスで情報収集を担当してくれている結城美佳のことである。コードネームはインフォだ。ちなみにウィキにマジックギミックスの情報を書き込んでいるのも彼女だ。

「そ、そうなの? でも、大丈夫なの? その人」

「なにが?」

「別の組織のスパイとか……」

「ああ、大丈夫だよ。マフィアに暴言吐くなんていう無謀なやつだから」

 あの状況で何も考えずにマフィアを煽るようなことを言ったのは透哉が素人であるという証拠であろう。

「そっか……。みんなにはもうそのことは言ったの?」

「いや、まだだけど、大丈夫だろ。みんな仲良くしてくれるって」

 正直そのことは不安だった。なぜならみんなが一般人を巻き込むことを嫌がると思ったからだ。

 だがそんな不安は透哉の言っていたある言葉を思い出したことによってすぐに吹き飛んだ。

「そうだ、あいつも……多分、魔術師だ……」

 僕がそうつぶやくとあずさは驚いた顔で僕に尋ねてきた。

「え、どういうこと?」

「そのままの意味だよ。もしかしたら、だけどね。まあ、もしそうだとしても今はまだ魔術を使えないみたいだけど」

 僕は少し考えて次の言葉を発した。

「まあ、明日会っていろいろと聞けば分かることだよ……」

(魔術師にはいくつか共通点がある。それを明日透哉に聞けば分かることだ……)

 僕は透哉がただの高校生で、僕らの日常とは遠い人だと思っていた。

 しかし、透哉が魔術師だという可能性を思いついた瞬間に一気にそんな考えは消えた。

 なぜなら透哉も、あの戦争で僕と、僕らと戦ったのかもしれないと思ったからだ……。

読んでくださり、ありがとうございます。

いい文を書くためにいろいろ努力をしていますが、あまりうまくなれません。

何か心がけることなどがあればご指導お願いいたします。

感想や評価など、時間があれば送っていただけると嬉しいです。

今後ともよろしくお願いいたします。

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