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どうしようもなく君が好きだった

作者: 夜明碧堵
掲載日:2026/06/22

これは実際に起こった、ネットでのお話。




私には大好きな人がいた。



夜通話に誘うほど仲のいい人であり、同時に大好きであった。

「もしもしもしもし、おつおつお疲れ〜」

って感じで始まる通話。だいたいノリとテンションはこんな感じ。


日常会話して、

「これ好きなんだよ〜」「可愛くない?」

「私これ昔見てたなぁ」「え、僕も」

そんなたわいのないもので盛り上がってたのはいつのことだったか。


ある日、彼絡みの友達に連絡を取った。

その子はMTFらしい。

リアルでも悩んでて、好きになった人も私と同じ“彼”

まだ同じ人が好きだと打ち明けてはない。

仲がいいし、私よりも悩みが多い分繊細であるはずだから。


ある日私は彼に「大好きだよ」と口をこぼしてしまった。

きっと、この瞬間から彼は変わってしまった。

彼は自分が絶対に勝てるんだと確信し切ってしまった。


さらに、彼女も彼のことが本気らしいよと伝えたことで。

きっと彼はモテるのだと自信を持っている。

要するに周りの人間を舐め始めたのだ。



元々、大好きだと言っても返事はなく

彼が仕事辞めてから、ディスコの返信速度は遅くなり

「女の子の日だからねぇ」って言っても、「お大事に」の一言だけ

私に構うよりも枠のこと優先



はっきり言ってクズ男である。



でもあんなに愛を伝えてたのに、

どこかへいってしまう。

なぜだろう。

なぜだろう?

いつから歯車が噛み合わなくなった?

でも、どうしても、君だけは、

そばにいて欲しい





そう願うけど、離れていくばかり。

何を願ったって届かなくて


あんだけ思わせぶりをしておいて

あんなに振り回して



私にとって君だけが生きる意味だった。あの環境から逃げたかった。幾度も「大丈夫」そう繰り返し言ってくれた。

その一言だけで毎日元気づけられていた。



いろんな人に相談していた。

その中の一人の彼は正論しか言わない人間だった。

「彼の好きなところを片っ端からあげて」「優しい?そんなの世の中見ればたくさん居る。他は?...趣味があう?同じ曲聴いてる人は何百万人もいる。はい次。」

そう言って「その人を好きでいる理由って特にないんじゃない?なら他の人探せばいいじゃん」


そうやって、現実を突きつけられた。

でも言葉で言い表せないところが好きなんだよ。

今も昔も。

だから__



どれが本物でどれがニセモノなのかわからない。


幸せになってもらいたかったな。幸せにしたかったな。

できそれはきっと叶わない。

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