魔術書店
数時間前、魔術書店に来た私達は、教材を買いに来たのですが、私は、魔術書を読み漁ってます。
「もう帰るぞー!」
「文房具より厄介よ…置いて帰ったらどう?」
「もうちょっとだけ!」
「もうちょっともうちょっとって…最初にもうちょっとって言ったの4時間前だぞ?!」
「わかってるわかってる〜」
と言いつつ、ペラペラ本の頁を捲る手は、止まらない。
「置いていくぞ?」
「はいはい…え?置いてかないでー!」
「じゃあな」
「いやぁ〜!」
「じゃあ戻してこい」
「…はい…」
渋々本を戻す私。
「はいよろしい。で?何読んでたんだ?」
「空間系統魔術の扱い方…の…上位編」
「上位編?!ったく空間って何に使うんだよ」
「え?バックの収納量を広げるとか」
「でもその分重くなるだろ?」
「手は空く」
「屁理屈め…」
「金ちょうだい」
「なんだよミミル」
「ピーランの実買ってくるのよ」
「禁止しただろ?」
「いいじゃない」
「1個だけだぞ?はい500ユーリン」
「ありがとね」
「で、シャルナ?戻せって言ったのになんで逆に積むんだ?」
「えっ?買おうかなって思う本を上げただけだよ?」
「相変わらず金銭感覚バクってるな…」
「へへ〜それほどでも」
「褒めてないぞ」
「え〜」
「戻してこい」
「買ってくるね」
「戻せ」
「なんで?」
「誰が持つんだよそれ」
「え?レオン、持ってくれるでしょ?」
「持たないぞ」
「えぇー」
「持たないからな」
「ケチ…」
むすっとしながら片ずける私であった。
帰宅後、パッキングを再開する私は、学園までの道中、まさか酔うとは思わなかった。




