注目を浴びて恥ずかしいです
今日の授業は、術式について!うぅ〜ん!楽しみ!
「シャルナ……すごい嬉しそうな顔してるわね」
「それがシャルナだろ?ミミル」
「私のセリフ取るなレオン」
「いいだろって」
「シャー!」
「ちょ!噛むなって!痛てててて……」
ミミルがレオンの頭を半分噛んでる……痛そう……
「ミミル〜やめてあげて」
「はいはい」
「うわっ血が……」
「わかったわかった治癒系統魔術ー治癒霊光」
みるみる傷口が塞がっていくレオンの頭
「助かった……治癒魔術、苦手なんだよなぁ」
「そんなに難しくないよ?だって、●●●●って唱えるだけだし……」
「なんだよそれ……圧縮しすぎだろ……っていうか治癒魔術師って、長くて13節だよな?それを圧縮して4節って……」
「え?1呼吸に137個くらい突っ込んだだけだよ?」
「それは尋常じゃねーな……」
「それがシャルナよ!」
なんでそんなに誇らしげに言うのよ……
「では、授業を始める。席に着け」
そう教師に言われて席に着く。
「では、今日は火系統魔術の炎裂急攻の術式についてだ」
「うわっそれ苦手……」
顔を顰めるレオン。
そんなに難しくないってば……
「ここをこうしてこう唱えてこうこうしてどうこうしてこうしてここをこうしてこうして……」
ネチネチ言うなぁ……皆顔を顰めてるし……あ!そうだ!でも目立つ……魔術の魅力を皆に教えなきゃ!
「先生!」
「なんだ?アルメリア」
「そんなに難しく言うんじゃなくて、この術式をここに持ってきて、これを用いてこうするとできる。のように教えてら良いと思います。皆難しくて理解出来てないようですし……」
「確かにな……ありがとうアルメリア。」
そうして拍手が3分くらい続いた……やめてやめて……恥ずかしい……
「シャルナ……恥ずかしいんなら最初っからやらなきゃいいのにね」
「え?だって重々しい空気の中、学ぶのはなって」
「まぁ、そうよね……」
こうして、本日の一限の授業は、終わったのであった。
◇◇◇
「おいッ!ゲッホゲホ……シャルナ=アルメリア!今日こそは!」
「えっと……オレンジ髪の……誰だっけ?」
「名前忘れんな!俺様は、シグル=ブライドだ!覚えとけ!」
「わかったわかったシグル、またバトル?嫌よ?ってのことで、」
「は?」
「空間系統上位魔術ー檻結界」
「ちょ、やめ……火系統魔術ー炎乱!」
ちっさ……
「ってのことで、光系統放射上位魔術×毒系統放射上位魔術ー光毒素ー檻結界内」
「ちょ、まだ後遺症が……」
後遺症じゃないでしょ
「風系統中位魔術ー乱風ー中」
「ゲッホゲホ……」
「今回もシャルナが圧勝だな」
「この幾何学外主にバトルを仕掛けるのが悪いのよ」
「確かにな」
「ゲッホゲホ……次こそは……!」
「まだ言ってるぞ〜シャルナ」
「懲りないね……光毒素、強々に上げとく?」
「上げよ上げよ」
「わかった〜ではランクアップ」
「ウゥギャァァァァァ」
「まぁ、2週間くらい苦しむでしょ……」
「逆に可哀想になってきたぞ……」
「まぁ、いいじゃない……このくらいにしてあげようかな〜術式解除」
「ハァ……ハァ……覚えてろよ……」
「次の授業、移動授業だよね!行こ行こ〜!レオンとミミル置いてっちゃうよ〜」
「ちょ、シャルナ!浮くな浮くな!」
「バレた?てへっ」
「てへっじゃないぞ!待てぇぇぇぇ!」
「わぁぁぁぁ!って廊下走ったらダメでしょ?」
「お前が言うか?それ……」
その後、笑い合いながら移動するのであった。
笑っているシャルナは、この後陰口を言われるとは知らなかった。
ここまで読んでくださってありがとうございます!
今回は、授業でちょっと目立っちゃったシャルナのお話でした。
本人は恥ずかしがってるのに、気づけば拍手されて、
気づけばまたシグルに絡まれて、
気づけばまた瞬殺してましたね……。
書いてる側としては、
「シャルナ、ほんとに天才なのに恥ずかしがり屋なんだよなぁ……」
って思いながらニヤニヤしてました。
そして今回も、読んだ瞬間にPVが伸びててびっくりしました。
読んでくれる皆さん、本当にありがとうございます!
このあと、シャルナが“陰口”にどう向き合うのか、
そしてレオンやミミルがどう支えるのか、
少しずつ描いていきます。
無理のないペースで続けていくので、
気が向いた時にまた読みに来てもらえたら嬉しいです!




