断固拒否したのに…
「学校なんて無理ぃぃぃぃ!」
無理無理絶対無理
私は、シャルナ=アルメリア!
神童とよく言われているけれど、魔術以外は、非神童…
極度なシャイガールで、人見知り…
自分で言うのはなんだけれど、人と話すなんてこと絶対無理!
「なんでだよシャルナ〜お前神童だろ?
天才だろ?そんな奴が義務教育を受けてないのはおかしいと思うのはみんなだってそうだろ!
っていうか!魔術学校から多くの勧誘の手紙来てるだろぉ!」
「だ、だってぇ〜」
無理だってぇ〜レオン〜
この男の子、レオン=アステルは、私を無理矢理学校に行かせようとするの!でも…不器用で優しいところあるんだよなぁ…でも無理無理!
高速で首を横に振ってると、
「そのくらいにしておいたらどう?我が主であるシャルナが困ってるではないか」
「いやいや困ってる困ってないの問題じゃないだろ!勿体なくないか?こんな神童が義務教育を受けないという現実!」
「ん〜それはそうね…シャルナ、行ったらどう?」
「ミミルまでぇ〜!」
この子は、私の使い魔ことミミル。
擬人化とかもできて、よく私の頭を撫でる傾向がある…
777歳のこの白狐。実は精霊獣で、白狐精霊獣伝統属性の雪属性を使えるの…そろそろ解読できるのにぃ〜!というか使い魔なんだから教えなさいってぇ〜!
「シャルナの母さんも行ったら喜ぶと思うけど…?」
「な、何よその圧…」
「行かないならシャルナの母さん泣くね」
「なんでよ〜!お母さんでもないのに知ったこと言って!」
「いやいや一般的にそうだろ?天才な我が子が学校に行かないという現実」
「それはそうだけど…」
「なんで私の子がぁ〜」
そのお母さんの真似やめなさいよ…恥ずかしい…お母さんのこと思い出すじゃない…
私のお母さんは、6歳の時この世を去っている。
原因は、私を暴走魔術師団から守ってのこと。
結界ができる前に心臓を氷牙で1突き。
身体は凍り、心臓を突いているので即死。
それが学校行かない原因でもある。
こんなことで人が死ぬのはもう嫌だから…だから、人が多い学校を避けてるのもあるし、元々人見知りという理由もある…
「じゃあ、シャルナ!この学校なんて世界一の魔術専門学校!シャルナにピッタリだろ?な?」
「魔術〜!」
「そうそう!高度な魔術を学べるんだぞ〜?こんな機会そうそうない!これを機に通うのはどうだ〜?」
「!行く〜さて手紙書きますか〜」
そうあっさり言いくるめられたシャルナは、羽を手に持ち、インクにつける。
スララララ〜と志望署名を書き、クリスタルクオーツでできた判子をポンッ。
最後に封筒に入れ、溶かしておいた白の蝋を流し、判子をしばらくその上に置いておく。
10分くらいして固まったのを確認し、そっと判子を剥がす。
その後、通達屋へ持っていき、住所を告げ、帰宅するや否や…
「はっ!出してしまったぁぁぁぁ!」
「今更かよ」
「まぁ、いい経験じゃない?魔術に惑わされてサラッと書いて通達屋まで持って行ったんだもの。そこまで楽しみだったってことよ」
絶望の表情を浮かべるシャルナに対し、2人はそう言う。
シャルナの脳裏にふと過ぎる…【自業自得】という言葉が…
途方にくれ、渋々入学準備を進めるシャルナであった。
どうも〜!第1話を読んでくれてありがとう!作者で〜す! いや〜初手からシャルナちゃんが全力で学校拒否してて、作者はニヤニヤしながら書いてましたよ?
……本人は必死なんだけどね!
まず言わせて? 神童なのにシャイすぎるの可愛くない?? 魔術は天才、コミュ力はゼロ。
このギャップがシャルナの魅力なんだよね〜。
そして今回のMVPは……レオンの「お母さん泣くね」これ…これが一番刺さるのよ。
ミミルじゃなくてレオンが言うから余計に効くのよ!
同年代の男の子に母親の気持ち代弁されるの、精神攻撃として強すぎる…
ミミルはミミルで、 「行ったらどう?」って軽く背中押してくるし、 レオンはレオンで現実突きつけてくるし、 初回から周りのキャラが濃いのよ!
そしてシャルナのお母さんの話。
ここは作者的にも大事な部分で、シャルナが“人が多い場所を避ける理由”がちゃんとあるんですよねぇ〜
ただのシャイじゃなくて、背景がある子なんだよって伝えたかった! ……なのに最後は「魔術〜!」で釣られて即入学決定するの草。可愛い魔術大好きな生物かよ。
ということで、第1話は シャルナの“シャイの原点”と“魔術への異常な食いつき”が分かる回でした!うむうむ!
これからもシャルナの成長(?)を見守ってくれ〜! ではでは、次の話でまた会いましょう!
(テンションに関しては許してくださいw)




