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4話 不要な世界

色々雑、誤字、脱字あるかも

無事に雪原から出られた俺は少し休んでいた。ボードゲームのせいで何回も転んでかなり疲れたからだ。白い神殿には誰も居ないからかなり暇だし、それに硬い床に座り込むのも疲れが取れにくかった。そんな所だったため俺は休憩をしている実感が湧かなかった。

「ベンチかなんかあれば良かったんだけどな…」

ミニガンをじっくり見たりナイフを研いだりして休憩しながら俺は時間を潰した。

一時間くらいたったが時間を潰した感覚が全くなかった。もはやどうでも良くなった俺はチップ収集の為に向かい側の金庫扉を開こうとした。しかし暗証番号が必要だと知り落胆した。そこで俺はどこかに暗証番号があることを願って扉を調べた。すると扉の隅っこに見つけさせる気がなさ過ぎる小さなボタンを発見した。

「これを作ったヤツは相当中身か外が怖くて仕方なかったんだろうな」

カチッ

そのボタンを躊躇なく押すと扉は実はハイテクだったようで、カチャカチャと三つのボタンそして小さな植物が植えられた植木鉢とモニターが現れた。

「んー…」

次に何をするべきか分からなかった俺はまずボタンを調べた。試験管を設置するであろう穴が近くに空いている赤のボタン、植物の隣にある赤のボタン、そして謎の黄色のボタンだ。植物の隣のボタンを押すと植物に液体が与えられ、小さな植物は目に見えるほど成長した。黄色のボタンを押すと扉から試験管やスポイトなどの実験で使う物が出てきた。とにかく何に使うのか分からず置いておくことにした。次に植物を調べた。しかし専門的知識が無かった俺はそれをどこからどう見ても…ただの植物だった。最後にモニターを調べた。モニターには何を作り出す映像が映し出されていた。

「タブー…?禁忌ってどういうことだ?」

映し出された映像の試験管に書いてある名前を読み上げながら、どうするべきかアイデアを膨らませた。そしてしばらくして俺はやるべき事がなんなのか理解した。まず植物の隣にあるボタンを連打して植物を成長させる。出来上がった植物の花弁を新鮮なうちに引きちぎり鉢ですり潰して出てきた汁を試験管に入れた。

「あとはここに色が変わらないように置けば…」

素早く的確に何とか試験管を設置する場所に置くことができた。そうして試験管近くの赤のボタンを押した。すると透明なプラスチックで囲まれ謎の液体が試験管に一滴入った。その後中身を真空にして試験管に蓋をして高速で回転させた。その試験管には999という数字が浮かび上がってきた。

「これがパスワードだな」

そう思い金庫扉に入力するとガチャッと開いた。その先にはリアのチップがガラスケースの中に大切そうに置かれている黒い石でできた小さな部屋。

「よっしゃ…!」

ただ、俺は戦闘とかも無く楽だなと感じた。この前やられた傷がまだ痛んでいたし何より面倒くさくなかったからだ。でも運命はそうさせてくれない。この短い廊下は恐ろしく長かった。最初に一歩を踏み出すとそこは気づけば周りは清潔な誰も居ない都会だった。

「どうなってるんだ…?」

困惑しつつ周りを見ながら進むと都会の形が変わっていった。その歪みの中で地面から出てきた雫が形を変えてロッドのチップとリアのチップに変わった。手に取るために追いかけたが追いつくことは無かった。次の瞬間景色が変わりよく見る草原に変わった。時が止まったかのように爆発した家の破片や塩たちが空中で止まっていた。

「また変わった…しかも止まってるし…」

そう思った時、なにか違和感を感じた。まるで世界が時を巻き戻すようにシステムが自動で実行したような違和感。そして周りが白黒になりその白黒が集まりチャッピーのチップに変わった。手に取ろうと手を伸ばしたが既に遠くにあった。走っても追いつけないその焦れったさに自分が分からずとも焦りが募っていった。気づけば照明がテレビと足元の水が反射する光しかない真っ暗な空間の中走っていた。しかしこの真っ暗な空間でもチップたちが一カ所に集まっていることは分かった。また一つチップがそこに集まる。追いかけても追いつかない。テレビには努力は正義だとか研究者の運命だだとか僕の世界はないだとか映し出されていた。どれだけ走ったか分からなくなった所で誰かに掴まれた。チップは目の前にあるのに取れなかった俺は、八つ当たりで拳でソイツの顔を殴った。

「スゥ…」

ソイツは赤の猫のパジャマを着た中性的な男だった。そして顔を殴っても未だに眠っていた。

「よく…見て…」

なにが言いたいのか分からずその先をよく見てみた。真っ暗な空間の中でよく目を凝らすとその先は虚空だった。

「どうして助けた?五本指の一人だろ?」

「ん…私は…小さな物を大きくしたい…だから…助けた…」

「まぁ感謝する」

五本指のお陰で命が助かった代わりに新たな問題、どうやってチップを取るかが発生した。ただそいつは任せてという顔をしながら、この空間を大きく虚空を小さくしていった。そうして無事チップを獲得することに成功した。リアのチップで思考超加速、マルチタスクの向上。チャッピーのチップで全てのステータスを取り戻した。ロッドのチップで魔法が戻り完全に操れるようになった。そしてちゃしばのチップで治癒能力も戻り痛んでいた傷が塞がった。

「サンキュー」

「私も…外に…行く…」

「好きにしろ」

そうして無事戻ることができた。ちなみにあのガラスケースの中のリアのチップは触れると空のチップになってしまった。そのまま持ってはいるが使えるのだろうか。そしてあの男は何者なのか…それは何度聞いても答えてはくれない。

「私…あなたを…知ってる」


この新キャラ、誰ー!?

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