2話 高校中退そして引きこもりへ。
結論から言おう、高校生活は失敗した。
こう言ってしまった方が早いので全てを先に書いておく。
定時制高校に入学し、最初は順調に進んで行くと思った生活も半年ちょっとで終わってしまう。
自分はそこそこコミュ力があったので定時制高校でも悪くない立ち位置を確保する事が出来た。
しかし学校では様々な事件や、学校帰りの電車での出来事が自分を精神的におかしくしてしまった。
電車を椅子に座って待っていると隣にタバコを吸う大人が一人隣に座ってきた。
その時にどうやら舌打ちをしてしまったらしい。それでその人はブチギレる事になった。
本来であればタバコを吸っていけない場所なので相手が悪いのだがそれは通用しなかった。
自分は電車通学を半年もしないで辞めてしまったが、正直電車通学はあんまり良くないと感じた。
電車代から何から何まで親に頼っていたからである。
他人の財布に依存して生きる事は自分にとってはマイナスの出来事であった。
電車待ちでの出来事が無かったりしたら自分はバイトとかを初めて居たのだろうかと思う。
せっかく入学したのにたった半年で休学、そして1年近く休んだ後中退する事になったのだ。
これには流石に両親も悩んでいたと思う。
そして自分はインターネットの世界とオンラインゲームの世界にハマっていく。
この引きこもりは22歳の精神病院受診、そこから通信制高校卒業の27歳?28歳?まで続くのだが、必要ない所は飛ばしてお伝えしようと思う。
高校を休学してから自分は何が正義か分からなくなっていた。
毎日の様に電車通学していた時は自分と言う物がよく分からなく絵具をぐちゃぐちゃに混ぜた様な精神状態だった。
そこから解放され毎日が自由に生きれる様になった。
自分は趣味のカードゲーム等に外に遊びに出かける事はあるが、それ以外の生活が引きこもりのそれに近い状態となっていた。
サドンアタックというFPSやGunZというゲームに時間を溶かしていた。
ネットゲームの中では友人も居たし、当時のネットゲームの友人はYouTube等に動画投稿等もしていた。
巨商伝というゲームの面白さを広めようとしていたのである。
当時は広告何か付かなかったと思うが500再生から1000再生位はされていた。
朝起きて朝食を食べ、お昼までゲームをする。
昼は自分でパスタを作ったりチキンを焼いて食べたりしていた。
PCは自室に無く、リビングダイニングにあったので夜は0時近くまでしかゲームは出来なかった。
大学とかも興味無かった自分ではあるが、20歳近くの時には高卒認定を受ける為に勉強した方が良いのでは無いかと考えていた。
しかしそのネットゲームも時代と共にサービス終了という6文字が近づいていた。
2014年前後の頃に自分は初めてNexus 7という魔法のタブレットを手に入れる。
当時携帯等を所持していなかった自分は初めてそこでパズドラと出会う事になる。
インターネットの掲示板と引きこもりだった自分は相性が良くて、当時ボロボロのノートPCを使いほぼ1日書き込み続けていた。
そんな中自分はどんどん体調を崩し、夜中にデパスを飲んでも眠れなくなってしまう。
自分の異常を感じ取った自分は母親に病院に連れて行ってもらうが、普通の病院では診てくれなかった。
そして精神科の門をくぐり自分は精神疾患の病人と分類される。
病院の事はあまり深く話さないが自分は統合失調症と診断された。
2015年の22歳の時である。あまりにもあっけなく決まったので驚いた。
眠れないだけで何故この病気だと診断されたのか理解出来ず、自分は統合失調症じゃないとも訴えた。
しかし結果としては医者の方が正しかったのだ。
病院と相性が良くなかったので変更し新しい病院に通う事になった。
その病院で薬を飲み続け、自分の病人としての人生が始まる。
毎日退屈ばかりの日々であったが月1回程度の病院の通院が続いた。
しばらく通院していた時に思い立ってYouTubeを始めたり様々な事をした。
当時はYouTubeのライブ等をする人は極少数で自分の存在は珍しかった。
一時的ではあるがライブ配信中に100人近くの人が来てくれる事もあった。
楽しい時間という物はあっという間に過ぎていくものであるが、それは自分も例外ではない。
2017年頃に自分はYouTubeを一時的に引退する事にした。
実はYouTubeでN高校について誰かがコメントしていて、自分は通信制高校に通う事になった。
そこから通信制高校生活を始めていく事になったのだ。
N高での授業等はとても楽しかった家に居ながら勉強出来て、レポートの提出とスクーリング授業をすれば良いのである。
引きこもりの自分でも簡単に卒業する事が出来たし精神疾患を持っていても普通の人と同じ事が出来たという満足感を得る事が出来た。
そして2020年に新型コロナが日本にやってきて新しい生き方を探す日々が始まった。