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 六人の手下に告げる。オーエンは置いて、リカルドは居る。


「よし、お前ら、よく聞け。今回の任務は人質の救出だ。イーノックの甥っ子の嫁の幼馴染の娘を攫った阿呆共に鉄槌を下してやる」


 数が少ないのは、隠密に長けた者を選別したからだ。


「スニークミッションだ。ステルスだ。背後から、直上から、一撃にて静かに抹殺、殲滅せよ」

「アレ、ですか……」

「そうだアレだ。お前らも散々味わったろう?」

「いや、マジであれは勘弁して下さい。小便を漏らしそうになりましたよ」

「漏らさなかったのがお前ら六人だ。素質あるぞ」

「じゃあ、何であのデカブツが――」

「アイツはデカ過ぎて、居るだけで目立つ」


 事にはそれに応じた手段が要るのだ。納得しろ。っていうかオーエンの人気高いな。まあ、それはさておき、いつものヤツだ。


「復唱ッ〝誉れは浜で死にました!〟」


「誉れは浜で死にました!」

「誉れは浜で死にました!」

「誉れは浜で死にました!」


 それでいい。暗闇から、気付かれずに殺れ。お前らは侍ではないし、伯父上はこの世界にはいないのだ。

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