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004

 時を少し戻し、そもそもの話をしよう。私は所謂〝乙女ゲーム〟をプレイした記憶がない。何故かといえばそれがS●eamに存在しなかったからだ。それらが題材のコミックスやラノベには多少なりとも触れていた筈なのだが、実体験としてのそれがないのだ。

 ヒロインである平民、または下級貴族の子女が何らかの才能を見出され、上流貴族の巣窟である〝学園〟に望まずに放り込まれ、数多の困難を打破しつつ〝複数〟の〝攻略対象〟を陥落させ伴侶となる。それが基本のストーリーであるのが基本にして原本たる乙女ゲームであり、私にもその知識はある。おそらく転生者の基本教養レベルなのだろう。

 しかしあの時代にはその困難の元凶たる〝悪役令嬢〟に転生もしくは転移をして、破滅に至る己の結末を回避せんと奮闘するという流れのバリエーションが異様に豊富であり、いくつかのそれを私は好んでいた。それは確かだ。

 しかしというか故にというか、だから何故私はここにいるのだ。他の候補など幾らでもいるだろう。この世界を、ここを舞台としたどこかにあったろうゲームを愛し、そこに生まれる事を希求した他の誰かが。もっと相応しい誰かが。


 まあいい。誰にとって不幸にも、私がここへ至ってしまったのは仕方がない事実であり、他に生きる道はないのだから。


 そもそものもう一つについて触れようか。そこに鏡がある。これに映る私を見て、どう思うだろうか。私も、物心ついてそれを認識した時には衝撃を受けたものだ。

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