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第2話 この人って、こんな人だったんだ

父「ということだ、レイト。どうか、うちの子を弟子にしてくれるか?」


4歳になり、再来年から学園という時に弟子入りとなりました、サリアです。


レイト「いいですけど、この年じゃまだ何も出来ないと...。」


父「大丈夫だ。調合に必要な物とかを覚えさすくらいで十分だ。」


この会話を聞いてる側で、思ったことがある。

レイト、謎すぎね?

白髮の目隠れ男子って、謎すぎなんだよ。


父「サリア。」


サリア「どうしたの?」


父「この人はレイトという人でな、これからお前の師匠になる人だ。」


知ってます。

めっちゃ知ってますって!


サリア「ししょー?」←子供のフリ


父「そうだ。色々教われよ。」


サリア「はーい!」


うん、子供のマネってめんどくさい。


サリア「サリア・グローリアです。よろしくお願いします!」


レイト「レイト・ファリストだ。よろしくな。」


レイトって、メインストーリーだとあんま出てこないんだよね。

サブストーリーだといるんだよね。

サブをあまりやってなかったから、よくわからないや。


レイト「とりあえず、覚えてもらいたいことがある。」


サリア「覚えるの、苦手だよ?」


レイト「大丈夫だ。何回も見てれば身体が覚える。着いてこい。」


サリア「はーい!」


さて、植物とか色々覚えさせられるんだろうな。

メンド〜。


まずはどこに行くんだ?


サリア「あの、どこに行くんですか?」


レイト「森だ。」


サリア「も...森...!?」


こんな小さい子を森に...!?

ちょっと、可哀想じゃない!

ま、行きたくないってだけなんだけど。


レイト「ほら、着いたぞ。」


ん、思った以上に穏やかそう。

もっと、モンスターが多いって感じかと...。

流石にないか。


レイト「これからお前には、錬金術に必要な素材を覚えてもらう。」


素材ね。

植物から鉱石まで、色々あるから大変だなぁ...。

ま、頑張ろうっと。


レイル「サリア、これを見ろ。」


これは...赤い実?


レイル「”クラクターの実”だ。」


おぅ、また面倒くさそうな名前で...。


レイル「この本を持ってろ。素材について載ってるから見ておけ。名前は索引から引ける。」


図鑑みたいな物かな?

”クラクターの実”だから、り...あった。

えーっと...クラクターの実は、鉱石の森になる実。

爆弾を作るのとかに使える...最初っから物騒な実かよ...。


レイル「へぇ、使い方は分かるのか。」


サリア「は、はい。パパの部屋にあったやつをよく見てたから...。」


レイル「リーズさんなら持ってても違和感はないな。けど、知ってるとしたら結構楽だな。次に行くぞ。」


サリア「はい!」


付箋...は流石にないね。

葉っぱでも挟んでおこうかな?

あと、チョークの代わりになりそうなの...なさそうだからもういいや。

あとは記憶だ記憶ー!!



数十分後...


レイル「そしてこれはだな...ん?」


サリア「う...ぁ...。」


もう無理...覚えられない...頭が...。


レイル「...少し無理をさせすぎたか。」


少しじゃないよ...。


レイル「休憩所で休むか。さっき教えた魔物を避けつけない葉がある。名前は何か覚えているか?」


えっと確か...。


サリア「”アボイドの葉”...ですよね?」


レイル「そうだ。なかなかやるじゃないか。」


サリア「はい...。」


いや、覚えてないのもあるよ?

今のも、少数の覚えてる中の1つだし...。

てか、あんな無理やりやるとか鬼畜!!

この人全然いい人じゃない!!

リオネスやユーリと違いすぎ!!


レイル「サリア、飲み物はいるか?」


サリア「いいんですか...?なら、もらいます。」


...ん?

根は優しい...かも...?


サリア「...ありがとうございます。」


てかさ、これ何?

ドロドロしたこれは何?

飲み物?

飲み物なの?


レイル「飲まないのか?」


サリア「あ、えーっと...。」


もしかして、水以外はこんななの?

流石にヤバいって...。

えーい、もうどうにでもなれー!!


サリア「っ...!?」


に...っがーい!!

何、薬?

うげぇ...。


レイル「やはり、子供だな。」


サリア「...なんですか、これ?」


レイル「疲労回復薬だ。」


...薬かよ。

飲み物じゃなくね?


サリア「...疲れが消えた気がします、ありがとうございます。」


身体の疲れは消えたけど、心の疲れは消えてないよ。

この薬のせいでね!!


レイル「少ししたら出る。準備してろ。」


サリア「はーい。」


鬼畜のやつ、頑張るか。

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