番外編 ある人間の古の記憶 P.1
これは昔、昔の物語。ある少年の数奇な運命の物語。
少年のいる世界には様々な種族がいた。人間、妖、精霊、悪魔。
この4つの種族には各種族の支配領域があり、特に悪魔の支配領域は広く、世界の2分の1を占めている。人間、妖、精霊は悪魔と敵対関係にあるため、お互いが協力し、全ての悪魔を討伐することを協力条件とし悪魔との長きに渡る争いが始まった。
悪魔との争いが始まり、すぐに討伐隊が生まれ、悪魔との争いを続けていくごとに人間と妖とのハーフや、精霊と契約し戦うものが重宝されるようになっていった。普通の人間はまるで道具のように扱われるようになり、それは子供も例外では無く、少年も道具のように扱われていた。
少年には、妖や妖と人間のハーフが使う妖術は使えない。精霊との契約も相性が悪く出来ない。出来ることは畑仕事ぐらいだった。親には『いらない子』とされ、【人売憐】という人身売買が行われる非人道的な行為を行う店に売られてしまった。少年がその店ににいる時は奴隷のように扱われ、不衛生な部屋に入れられ、食べるご飯も1日1食。そんな地獄のような環境にいた事により、少年の心はすり減っていった。そんな時に少年を買った人間は悪魔討伐の名門家【神木家】の当主 神木 雄一郎だった。それからの少年の運命の歯車は加速していく。
今回出したものはキャラ紹介の息抜きで書いたものです。文字数は500文字ぐらいでとても少ないですがこのショートストーリーみたいなものをちょくちょく出したいなと思ってます。( ̄▽ ̄;)
ちなみにサブタイトルのP.1はページの1ページ目だと思ってくださればいいです