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書き溜めていた作品の一つです
楽しんでいただけたら幸いです
昔々、世界が混沌と混乱に包まれている頃、四人の強き者達がいました。
彼ら、彼女らは魔物に蹂躙される世界を憂い、立ち上がった戦士達でした。
一人はレオパルディという男。
剣術に秀でていて、その腕は世界最強と言われていました。
一人はパライアという女。
魔法に秀でていて、その魔力や知識は世界最高峰と言われていました。
一人はファミーという女。
頭脳明晰で、彼女の戦略の右に出る者はいないと言われていました。
そして最後の一人は名もわからぬ男の剣士。
彼が何を行ったのか、誰にもわかりませんでした――――