5. 有酸素運動をする
健康にために運動をしている人は多いと思います。
僕もその1人で、休みの日の朝には有酸素運動(aerobic exercise)として、適度に散歩をすることを日課にしています。
こうすることで、体を鍛えることにもつながりますし、気持ちも前向きになります。
運動中は時間を忘れてのんびりとした気分にもなります。
さらに、朝に外に出て日の光を浴びることで、体内時計をしっかりと調節できますし、しっかりと目を覚ますことにもつながります。
そしてこの作品で取り上げているくらいですから、適度な運動をすればもちろん免疫力もつきます。
これは、楽しみながら有酸素運動をしていれば、NK細胞が活性化されることに由来しています。
一方で、僕は仕事の時には重いものを持ち上げることが多いです。
その際の運動は激しい運動に分類されることが多く、無酸素運動(anaerobic exercise)と言えます。
そちらは限られた時間内にやり遂げる必要があるため、のんびりと楽しんでいる余裕はありません。
全体的に見て、無酸素運動は楽しみではなく、義務や必要に迫られて行うことが多いです。
そのような運動はストレスがかかります。
ストレスがかかるということは、NK細胞の働きも落ちますので、免疫力も落ちてしまいます。
実際、仕事が終わることには疲れてしまう日がほとんどです。
家に帰って夕食を済ませ、お風呂に入った後は、勉強や執筆などはなかなかやる気にはなれません。
そんな時は早く寝る、癒しになる曲を聞く、面白いテレビ番組を見る、そして物語などのアイデアを考えるといったことで、気分転換をしています。
免疫力に関する本を読んでいて気付いたことですが、かなりの本にマッサージやストレッチのことが書いてありました。
内容は本によって違っており、著者の人達の考え方がそれぞれ反映されている感じです。
ですが、共通していることとしては、適度に体を動かして血のめぐりを良くするということが挙げられます。
血液中には数えきれないくらいたくさんの白血球が存在しています。
その白血球には好中球をはじめ、たくさんの免疫細胞があります。
免疫細胞は細菌やウィルスなどと戦うための細胞ですから、そのためには当然現場にたどり着かなければなりません。
その時、血のめぐりが良ければ、その分早くその場所に行くことが出来ます。
裏を返せば、もし体がこってしまったり、血液中に老廃物がたまったりして血のめぐりが悪くなると、肝心な時に道路が渋滞してしまうといったことを招いてしまい、免疫細胞が十分に働けなくなってしまいます。
このようなことは肥満などで血中に中性脂肪が多くなったりして、血のめぐりが悪くなった場合にも当てはまります。
ですから、有酸素運動で脂肪を燃やすといったことは、NK細胞を活性化させるといった効果以外にも、血流を良くすることで、間接的に免疫力を高めることにもつながります。
世間が感染症の影響で緊急事態になり、さらに町がロックダウンになってしまったら、短期的には人と人の接触を抑えることで、感染を抑えることは出来ます。
ですが長期的に見た場合、自由に外を出歩くことが出来ないことで、十分な運動をすることが出来ず、結果的に免疫力が下がってしまうといったケースが考えられます。
実際にロックダウンになった都市では、期間中に次のような制約がありました。
・外出は生活必需品のための買い物、診察、ワクチン接種に限る。
・生活必需品のための買い物は、1家族に付き1人。1日1回とする。
・上記の要件を満たす場合でも、家から5km以上離れた所に行くことを禁止する。
・集合住宅の場合、感染者が出たらそこに住んでいる人全員を外出禁止とする。
これでは安心して外出することも出来ません。
そうなったら、運動と言えばもはや室内でのマッサージやストレッチなどに限られてしまいます。
こんな生活になってしまったらこれだけでストレスになってしまいます。
僕ならこんな日々には到底耐えられないでしょう。
上記のことを踏まえた場合、ロックダウンにならなかったということは、ある程度は自由に外出出来たということになります。
外出出来るということは散歩などの運動が出来るということになります。
運動が出来るということは免疫力を上げるということになります。
ある意味、このおかげで感染爆発をある程度は防いでいたと考えることが出来ます。
世間では感染者の数や影響を受けた人達の声ばかりがクローズアップされ、その度に政府が批判されてきました。
でも、政府の方々がロックダウンをせず、経済のことも考えてくれて、さらには感染者も減らしてくれたことに関しては感謝をすべき事だと思っています。
そう考えることが前向きに物事を考えることにもつながり、免疫力アップにもつながるとも思います。