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この壊れた世界でナニヲオモフ  作者: 政吉
第二章 “痕に残る者”
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ハヤオキハ

ぼんやりと視界に光が射し込む。


どうやら電気をつけたまま寝てしまったらしい。寝る前に点けたテレビは騒々しく俺の脳に刺激を送り続ける。


「…シャワー浴びてないな。ってか今何時だ?」


独り言を呟きながらポケットに入った携帯を取り出した。


4時42分


思っていたよりも早い。そういえば目覚ましをかけ忘れていた。不幸中の幸いだ。


俺は体を強引に起こすと、そのまま服を脱ぎ捨ててシャワー室に向かった。


少しベタついた汗を洗い流し、その後髭を剃る。温かいシャワーがいつもよりも気持ちいい。そのまま普段は入らない湯船に浸かり、一息ついた。


しばらくすると、点けたままのテレビは5時から始まる情報番組の音楽を流し始める。


ぼんやりと浴室の天井を見上げる。そこには小さな換気扇。回してないので止まっているのだが、そのファンの隙間から白い紙のようなものが見える。


「なんだ…あれ?」


再びの独り言。俺は精一杯手を伸ばすが、予想以上に高かったその天井には届かない。


まぁ、別にいいだろう。只のゴミだろうし、そんなに気にする必要もない。今度思い出した時に椅子でも足場にして取ればいい。


それよりも、今日はせっかく早起きをしたのだから自主トレでもやろう。


第三小隊では合同で基礎トレーニングは行わないらしい。その代わり、午後から実技演習とミーティングを行うとの事だ。


つまり、午前中はまるまる暇と言う訳だ。


…竜胆と月島の朝食を持っていかなければの話だが…。


浴室から出て早速着替え始める。


今日は何のトレーニングをしようか。本当は風間が死んで以降、行っていない組み手をやりたいが…。相手が居ない。


仕方ない、トレーニングルームで走る事にしよう。それしかない。


俺は着替え終えると、部屋の鍵と携帯をポケットに入れ部屋を出た。



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