表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

少女たちの物語

魔格闘乙女・瑠美亜

作者: 雪野つぐみ
掲載日:2014/02/03

夕方五時、今日もわたしは白猫のミーシャを連れて外を歩く。

この世界を悪い魔女から守るための修行。

魔女の手下になった人を懲らしめて、改心させるために。

わたしには悪い魔女と戦うための力がある。義務がある。

……まだ覚醒してないけどね。

戦うための努力は欠かさない。だから修行を兼ねてパトロールに出かけるんだ。

「ミーシャ、今日は悪い人、いなさそうだね」

「みゃおう」

いないみたいだし今日は帰ろうか、と角を曲がった時だった。


「……!」

数人の女子たちが誰かを囲んでる。

ううん、今蹴っ飛ばした!

どさっ、と倒れこむ被害者(仮)。そこから顔やら体やら殴り蹴る。

集団リンチだ。やっちゃいけない卑怯なこと。

確か、あの服はネイアナ女子学院の制服……

止めなきゃ!悪い魔女に魔法をかけられたんだ。

「ミーシャ!」

みゃん、と鳴いたミーシャとダッシュする。

「そこのあなたたち!その悪事、しかと見たわよ!」

わたしに気付いた魔女の手下たちがこちらを振り向く。

「彗星の女神様に替わって成敗する!その罪の重きを知れ!」

決まった……!

「はあ?あんたなんなの?」

「こいつはあたしたちの処罰対象なの!好きにしていいモノなの!」

ネイアナ女子学院はいわゆるお嬢様校。無駄にプライド高いワガママお嬢様が多いとはいえ……

人をリンチしていいわけないよ!

「この辺の学生なら誰でも知ってるでしょう?わたくしが何者かぐらい」

リーダー格らしき女学生が凄みを持たせて言った。

麻守麗菜だ。親がネイアナ女子学院の関係者で成金の。

「この者は麻守さまに逆らって暴言を吐いたから罰を与えただけ」

「麻守さまほど美しい方に『醜い女』などと……」

それはその子が合ってるよね……ハッキリ言って麻守はかわいいほうじゃない。

無茶苦茶な論理を通すあたりまさに“悪の親玉”。

「みんな、本心じゃないじゃん。それくらいわかるよ?」

「……わたくしを愚弄するのですか?」

「事実だよ。いい加減認めなよ」

「やりなさい。この愚かな女に罰を!」

わっ、と女子が群がってくる。

7、いや8人か。

攻撃を見切りきるには少し辛い。

当たるのは覚悟の上だ。

「キューティー・キック!」

一番近かった女子に蹴りを食らわせる。

「ごふっ!」

痛いだろうな。でもこれも悪事の天罰ということで……

「さて、その子を置いて逃げるなら許してあげるけど?」

当然向こうが逃げるわけもなく……

遠慮も容赦もなく全員(麻守含む)フルボッコにしたのであった。


「なんという強さ……お、覚えてらっしゃい!」

三流悪役のようなセリフを吐きながら麻守は逃げていった。

「魔格闘乙女は無敵っ!」

さ、多分彼女らの悪い魔法も解けただろうし、お家に帰ろう。

「ミーシャ、鰹節とミルク、どっちがいい?」

「にゃあ」


なんか黒歴史と化す気しかしません。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] タイトルの意味を理解した。 主人公TUEEEEEEEwww
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ