5日目 高速道路
名古屋手前でバスは止められてしまった
運転手曰く これより先は軍事車両のみしか使えないとの事
運転手も帰れなくなるので今日中に広島に帰りたいとの事であった
愛知県内の公立高校にお願いして
修学旅行生一同は公立高校の校舎を間借りして駐留することとなった
教員12名 生徒256名は家族の下にも変える手段をなくし近況を見守るしかない状況にあった
電話も通じず頼るものはテレビのみであった
しかし緊急回線として学校には通じやすい回線がありそれを利用する事が出来
生徒順番順番に各自家に電話を入れた
~~~~~~~~~~~~~~~~
プルルルルル
しばらくならない電話にビックリした美由紀は電話に飛びついた
「もしもし」
その声は切羽詰っていた
「母さん?智樹だけど」
母は半泣きになりそうな声で
「とも~き~ 今何処にいるの~?」
智樹「バスで帰ってたんだけど名古屋手前で下ろされていま愛知県の学校にいる」
母は続いて
「お父さんは政府に依頼されている仕事でしばらく帰れなくなるって 恵美も帰ってきたけど もう2人で怖くて怖くて・・」
智樹「いまいち状況がわかんないんだよね」
美由紀「智樹学校の先生のいう事聞いて絶対帰っておいでよ もし移動するような事あったら玄関のポストに手紙入れておくからね」
智樹「うんわかった 話す時間決められてるからこれできるね」
美由紀「うん 気をつけるんだよ~」
智樹「うんわかった」
~~~~~~~~~~~
恵美「お母さん お兄ちゃんから?」
美由紀「あ 智樹 恵美が話したいって」
母は恵美に受話器を渡す
恵美「お兄ちゃん恵美たち大丈夫だからね お兄ちゃんも絶対無事でいるんだよ」
智樹「ああ 恵美 母ちゃんをたのむな」
智樹「わりもうきらないと」
美由紀「も1回声聞かせて」
母が受話器を取ると既に電話は切れていた
母と恵美は心細くなりながらもTVニュースを再び見始めた
~~~~~~~~~~~~~~~~~
ニュース
成田空港
リポーター「成田空港には民間航空機が全て撤去され 戦闘機が次々と飛び立っています」
リ「時折帰ってくる戦闘機は傷だらけで中には炎上しながら戻ってくる機体もあります これは間違いなく戦場です」
千葉九十九里海岸
リポーター「九十九里一体には避難命令が出ています 沖合いには自衛隊艦艇及び米軍艦艇と思われる船が多数確認できます」
「そして沿岸には90式戦車 96式戦車及び武装車両 武装自衛官 アメリカ軍が 防衛戦を張っています まるで日本では無いようです」
リ「我々取材陣にも避難命令が出ましたのでここまでのリポートになります」
~~~~~~~~~~
片桐一家は東京の町田市で都心部からやや離れている
とはいえ既に街は大渋滞を起こしておりパニックこそ起きていないが異様な雰囲気であった
衛星が壊滅してしまったので海外情報が入りにくくインターネットと地上波及び海底ケーブルによる海外との通信になっている
その中にはイギリス国内に敵戦闘機が複数侵入し大被災をしているニュース
フランス海軍が壊滅したニュース ハワイ海軍が大損害を受けているニュース
その中で中国軍が東シナ海沖に現れた敵を殲滅させた明るいニュースも入って来た
軍事評論家達は今回の敵には質より量で立ち向かうべきとの意見が大半であった