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第16話 近江の宮島

「すみません、祇園だんご4つ下さい。」



土曜日の午後、バイトから帰ってきた舞子はよほど疲れたのか、帰ってくると昼ご飯も食べずに押し入れの巣に潜り込んで昼寝をはじめてしまった。


「舞子、ちょっと出かけてくるから」


と声をかけても返事はない。

僕は今日はなんとなく自転車を漕ぐ気になれず、駐車場の車のエンジンをかけて、祇園に向かった。

銀閣寺の方へ向かい、すぐに東大路を右折する。

二条通を越えたあたりで視界の左端に平安神宮の大鳥居がちらりと映った。

うん。今日も変わらず、あの派手な朱色だ。


「あ~ねさ~んろ~か~くた~こに~しき~」


頭の中で歌いながら知恩院さんの前を通り過ぎる。

八坂さんの前で右折すると、しまった。反対車線だった。

河原町通りで来るべきだった、そう思いながら、花見小路を過ぎたあたりで車を停める。

まあすぐだしいいだろう。

信号が青になるのを待って四条通の反対側に渡り、風格ある構えの店の紫色の暖簾をくぐった。


「すみません、祇園だんご4つ下さい。」


「へえ、おおきに。他はよろしおすか?」


「だいじょうぶです、そんだけでお願いします。」


上品な和服の店員さんが、うやうやしく白い紙箱を手早く組み立て、紅・白・こし餡のだんごを入れてくれる。

あと2ヶ月もすれば、子供の頃から大好きな甘露竹の季節だ。


箱を更に丁寧に入れてくれた紙袋を持って再び信号を南に渡る。

車を停めた前には、朱色地に白抜きの家紋が並んだ派手な暖簾のお茶屋さんがある。

そこで煎茶の茶葉を買えば、ミッション終了だ。


車に乗り、助手席に戦利品を置いて、祇園の町をひとまわりして東大路に戻る。

知恩院さんのあたりで左側に見えてくる赤い看板、その下には、木枠のガラス戸越しに、焼きたてのパンがずらりと並んでいる。甘く香ばしい匂いがふわりと漂ってくる。

ガラス戸を引くと、鈴の音がひとつ鳴った。


昼メシも食わずに寝てしまった舞子に、この店のデニッシュ食パンを買って帰ってやろう。

またほっぺたをまん丸に膨らませて食べている姿が目に浮かぶ。


アパートに戻ると、舞子はまだクッションに埋もれて寝ていた。

出る時は丸くなっていたのに、今はお腹を上にして伸びている。

猫かこいつは。


「んにゃ、ハルくん?」


気配に気づいて起きた舞子は、四つん這いになって手を前に伸ばし、お尻を高く上げて伸びをした。

ますます猫みたいだ。


「どこか行ってたの?」


「うん。ちょっと買い物にね。はい、お土産。」


茶色い紙袋を渡す。


「わ。ありがとう。これ何?」


「お昼ごはん。食べてへんやろ?」


「わーい」


そう言って舞子は紙袋の中を覗き込み、少しだけ首をかしげた。


「……これ、食パン? なんか普通のとちがうね」


「デニッシュ食パン。普通のとはちょっとちゃう。焼きたてやで」


舞子は袋の口を丁寧に折り返して、中を覗いた。

ほんのり焼き色のついた艶のある表面に、ふわりと甘いバターの香り。

その香りをひと呼吸吸い込んで、口元が少し緩む。


「へえ……ちょっと甘い匂い。なんか、おしゃれな感じするね」


キッチンに立つと、まな板を出して、パンナイフを手に取る。

迷いなく、厚めに一枚、すうっと切った。

外側は軽く音を立てて割れ、中はふんわりと沈み込んだ。


「……柔らかいけど、表面はパリッてしてる。中、層になってる……すごい」


皿にそっと載せて、舞子は椅子に腰を下ろす。

そしてひと口、端をゆっくりと口に運んだ。


「……うわ……」


小さく、でも確かな声が漏れる。


「バター……すご……でも全然しつこくない。噛んだら、なんか、じゅわって……」


目を伏せて、ひと噛み、ふた噛み。

味を確かめるようにゆっくりと咀嚼してから、舞子は静かに言った。


「なんか……パンっていうより、ケーキとパンのあいだ、みたいな……」


「甘すぎないのに、ちゃんと満足感ある……これ、トーストしたら、もっと香ばしくなりそう」


「トーストする?」


舞子に紅茶を淹れるお湯とミルクを火にかけながら僕は訊いた。


「……うん、してみたい」


嬉しそうにパンをオーブントースターに入れる。


「焼きすぎないようにね。軽く表面がさっくりして、中が温まる程度」


「はーい」


舞子はトースターのガラス戸の中を見ながら、流しのヘリに両手をついてぴょんぴょん飛び跳ねて焼き上がりを待っている。


チン、という音がした。


「……焼けた」


舞子は少し背伸びするようにしてガラス戸をのぞきこみ、そっと扉を開けた。

トーストの表面には、うっすらと焼き色がついていて、角のところがほんのりとパリッとしている。


「いい匂い……」


舞子はトングでそっと取り出し、皿に載せた。

バターの香りが、熱でさらにふくらんで、部屋いっぱいに広がる。


僕はティーバッグを2つ入れたマグカップにたっぷりと湯を注ぎ、温めたミルクを添えてテーブルに置いた。

舞子は、焼きたてのデニッシュにナイフを入れる。


サク…と、ほんの小さな音がした。

ナイフの刃が、薄く焼きあがった層を心地よく割ってゆく。


ひと口。


口に入れた瞬間、舞子は言葉を止めたまま、目を伏せた。

さっきとはまた違う驚きが、表情ににじんでいる。


「……外、さくさく……」


ごく小さな声でつぶやいた。


「中が……あったかくて、とろってする……」


目を細めて、ゆっくりと咀嚼し、もう一口。

カップを手に取り、紅茶を一口含んで、そっと息を吐く。


「……これ、すごい」


大げさな言葉ではないけれど、それで充分だった。

僕も向かいの椅子に腰を下ろして、まだ残っているパンの塊を見た。

ふたりで食べるには、ちょっと多い。

でも、たぶん、あっという間になくなる気がした。


春の午後の柔らかな光が、部屋に溢れていた。


◇    ◇    ◇    ◇


翌朝、僕達は朝6時に起きるとデニッシュの残りをトースターに入れ、その間に着替えて顔を洗った。


「これね、シンプルに牛乳と食べても最高やねん」


僕は2つのグラスにパックから牛乳を注ぐ。


「さ、今日は早く動きたいから、さっさと食べよう」


僕は二口で一枚食べてしまい、牛乳で飲み下す。

向かいでは、舞子が一口ずつ確かめるように食べている。


そして、舞子が食べている間にまたお湯を沸かし、急須に昨日買ってきた宇治煎茶の葉を入れた。

沸騰したお湯を2分ほど休ませ、急須に注ぐ。

1分程待って、それを叔父から貰ったスタンレーの水筒に入れた。

ごつい緑の塗装、無駄に重たくて、蓋がそのままコップになる。

ヨットマンの叔父が、米軍払い下げ品の店で手に入れたものらしい。

当の叔父は、「テルモスの方が好きになった」と言って、僕にくれたのだ。

貰った時は、なんか軍用みたいでダサいと思ってたけど、使ってみると、これがとにかく冷めない。

今日みたいな日には、煎茶を入れて持ち出すのにちょうどいい。


食べ終わった皿とグラスを洗って水切り棚に並べ、スタンレーと、祇園だんごの入った箱を持って駐車場に向かった。


「ねえねえ、どこ行くの?」


舞子は訊いてくるが、その割には別に行き先にはそんなに興味なさそうだ。

早朝から車でおでかけ、それだけで舞子のテンションは最高潮だった。


僕は車を出し、昨日と同じく鴨川デルタを背後に銀閣寺方面にハンドルを切った。

白川通りで北に上る。

バッティングセンターから天下一品の前を通り過ぎ、北大路、北山と越えて白川通が高野川を越える花園橋の手前で右折、山の方に向かった。

川沿いの集落を抜け、山に入るとすぐに右手に「八瀬遊園」の看板が見えた。


「あれなに?」


「遊園地。ゴーカートが面白いで。夏はプールとかお化け屋敷もある」


「へー。面白そう!お化け屋敷は怖いけど…」


「またそのうちに連れて来たるわ。お化け屋敷は入るけど」


「わーい…だけどお化け屋敷はいらない」


そんな事を言いながら15分も走ると、大原だ。

三千院の駐車場の案内板が出ている。


「あ、ここテレビで聞いたことある!」


舞子が小さく叫ぶ。


「きょうと~おおはら、さんぜんいん(りー)♪」


歌い出した舞子に、最後の「さんぜんいん」だけ一緒に歌って軽くハモった。


「ほんとハルくん器用だよねー」


「まあ、器用貧乏ってやつやけどな」

「ていうか舞子いま、最後『り』って言うた?」


「うん。『京都大原三千里』でしょ?」


「なんでやん!マルコやないねんから!肩に白いサル乗っとるがな!」


「え!?だって昔、お父さんにそう教えられたよ?『大原はそれくらい遠いっちゅうことやのう』って」


「いやそれ、完全に騙されてるから!」


「うひゃー!お父さん!」




大原を抜けると、結構なワインディングロードだ。

スピーカーから流れるハウンドドッグを一緒に口ずさみながら、僕は右に左にハンドルを切った。


「舞子、気持ち悪くない?しんどくなったらすぐ言うてな?」


「大丈夫、小さい頃からお父さんの車で、奈良とか和歌山の中の道よく連れてってもらったから。十津川とか知ってる?」


「いや、初めて聞いた」


「すっごい高い吊橋とかあるんだよ。その内にそこも行こうよ」


「ええな」


道はクネクネと曲がり続け、僕はエンジンブレーキを使ってできる限りブレーキランプを点けないチャレンジをしながらハンドルを切り続ける。

20分ほどして、道は小さな集落に入り急に細くなる。


「見てみて!バス停に『途中』って書いてる!何の途中なんだろね?」


舞子が笑う。


「ああそれ、どこどこの間って意味の途中じゃなくて、地名」


「えー!」


「雪すごいねん。冬とか、山の両側の滋賀県も京都も全然雪なんか降ってへんのに、油断してここ通ったらここだけ大雪で、ほんの数キロの為にチェーン付けてまた外さなあかんハメになる」


「大変だー」


やがて少しずつ視界は開けはじめ、琵琶湖大橋のたもとの町、堅田に出る。

一体あのロボは何のロボなのかと皆心で思っているが口には出さない謎ロボと、その横にチンチン電車が空中に浮いている遊園地の手前で左折して、国道161号線を北へ。


「わー!海!」


舞子が叫んだ。


「いや、海ちゃう。湖。琵琶湖や」


「えー!?大きすぎない?」


「滋賀県民はこれが普通の湖やと思て育つから、よそで「湖です」言うてるとこ見ても、『何やこの水たまり?』て思うねん」


「そう言えば、ハルくんて実家どこなの?その口ぶりだともしかしてこの辺?」


「うん。今曲がった交差点真っ直ぐいったら琵琶湖大橋っていうでっかい橋があるんやけど、それ渡った対岸。守山市」


「へー、って、なんか近いね。一人暮らししてるから、もっと遠いところかと思ってた。」


「うん、通おうと思たら1時間ちょっとで着くねんけど、どうしても京都で一人暮らしがしてみたいて言うたら、親がそれも経験や言うて許してくれて、僕が見つけてきたアパート契約してくれて、仕送りもしてくれてる。」


「そうなんだ。この車も買ってもらったって言ってたし、もしかしてボンボン?」


「そんなことない。うちの親は、僕を甘やかすことに喜び感じてるねん」


「それをボンボンと言うんだよ」


舞子が笑う。

僕のバイト先のチェーンのびわ湖店の横を通り過ぎ、車は北上を続ける。

びわ湖バレイのロープウェイを左に見、舞子が「ダンスの子」と言い放った近江舞子を過ぎる。


やがて、右側に広がる広い琵琶湖にも舞子が慣れ始めた頃、湖の中に赤い鳥居が姿を表した。


「え!?あれって安芸の宮島!?テレビで見たやつだ!」


大興奮の舞子には申し訳ないが、そんな訳はない。

いつ広島が京都の東に引っ越してきたんだ?


「違うで。宮島は海やろ」


「えー、でも波あるよ?湖で波は立たないって習ったよ?」


「琵琶湖はでかすぎて普通に波立つねん」


「じゃああの鳥居は?」


「白髭神社」


「そうなんだ。てっきりあの有名な安芸の宮島についに来たのかと。でも、しらひげじんじゃ?もカッコいいね」


安曇川を越え、新旭を越え、今津に入ると信号機が縦型になり始めた。

豪雪地帯なのだ。


161号線と303号線がどっちかどっちかわからない区間になり、日本で2箇所だけ、ニセコと並んでカタカナの町名であることで有名なマキノを過ぎると、やがて、直進すると福井の敦賀、右折すると「海津大崎」という表示が出る。

右折すると、いきなり道が混み始めた。


「えっ、なんでこんなに混んでるの? まだ朝だよ?」


舞子が助手席から、前方の赤いテールランプの列をのぞき込む。


「まあ、この先、ちょっとしたお楽しみがあるからな」


僕はカーステの音量をひとつ下げて、ゆるやかにブレーキを踏む。

渋滞も、季節も、予定通り。こんなこともあろうかと、朝は早めに出発してある。


「なんか知ってるっぽい……何? 教えてくれてもいいじゃん」


舞子は口を尖らせるが、怒ってるわけじゃない。

むしろ、知らない先に何が待っているのかを想像するのが楽しいのだ。

僕はニヤリと笑って、フロントガラスの向こうに目をやった。


渋滞はじわじわと進む。

家々がまばらになり、道がカーブして視界が開けた瞬間──

ふっと、琵琶湖の水面が朝の光を反射して、ガラス越しにこちらをまぶしく照らした。


その向こう、丘の斜面から湖岸へとせり出すようにして、

それは、突然に現れた。


「……わあっ……!」


舞子の声が、ほんとうに驚いたときだけに出る、小さな息のような叫びになる。


道の両側に、まるで空を支える柱のように立ち並ぶ桜の並木。

枝のひとつひとつが重なり合い、車道の上を淡い桃色のトンネルがゆるやかに続いている。

その隙間から、陽にきらめく琵琶湖の青。

風に揺れて舞い始める花びらのひとひらが、前方のフロントガラスにふわりと乗った。


「なにこれ……絵みたい……」


舞子は言葉を失ったように、首を窓の外へめいっぱい向けていた。

目を瞬かせながら、追いかけるように次々と咲きこぼれる桜を見ている。


僕は、ハンドルに手を添えたまま、彼女の横顔をちらりと見る。


そうや。これを、見せたかったんや。


渋滞なんて、むしろごちそう。

この速度でしか、見られへん春が、ここにはある。


琵琶湖の春は、いま、風ごと咲いている。


◇    ◇    ◇    ◇


「完全に停まっちゃったね」


舞子が言う。それも想定内だ。


「舞子、後ろのカゴから、水筒と白い箱取って。」


「んー、これ?」


「そうそう。ありがとう。箱開けて、前の窓のとこ置いて。」


「わ。お団子だ!」


「その箱、うまいこと潰したら平らになるから皿みたいにしてだんご並べて」


「はーい」


「OK。あと、その水筒、蓋がコップになるからそこに中身注いで。お茶淹れてきてるから」

「さ、お花見開始。車ほとんど動かへんから、のんびり団子とお茶や。」


「すごーい!ハルくん、やっぱり天才?」


「いや、ただのダンドリくんや」


そう言いつつも、褒められて悪い気はしない。


窓の外では、風がゆっくりと吹いて、桜の花びらがぽつ、ぽつと舞い始めていた。

ふたりの乗った車のボンネットにも、薄い一枚が静かに落ちてくる。


舞子は蓋に注いだお茶をそっと口に運ぶ。

ふわりと立ちのぼる湯気に、鼻先をくすぐられて、目を細めた。


「……あったかい。すごくいい匂い。これ、今朝淹れてたお茶?」


「うん。宇治の煎茶。ちょっとだけいいやつ」


「へえ……お団子と合うね」


そう言って、舞子は紅、白、餡の団子を一本ずつ、箱の上にきれいに並べた。

1本を手に取って、ゆっくりと口に運ぶ。


「……ん。もっちもち……。あ、思ったより甘さ控えめかも」


「京都の和菓子やからな。上品にできてる」


「うん、好きかも、こういうの」


そう言いながら、舞子は次の団子を手に取る。

車の中には、甘くて香ばしい餅の香りと、お茶の香りと、ほんのりと桜の匂いが混じっている。


ふと、舞子が窓の外を見て言った。


「ねえ、すごく不思議だね。車の中なのに、ちゃんとお花見してるって感じする」


「そうやろ?このスピードやからやな。歩いてるより遅いかもしれん」


「……なんか、時間が止まってるみたい」


舞子はそう言って、空を見上げた。


桜のトンネルの向こうに、琵琶湖の青がわずかにのぞいている。

その光が、舞子の横顔に反射して、ほんのり桜色に染めていた。


車列はまだ一向に動く気配を見せなかったが、

ふたりはそれを気にする様子もなく、静かに団子を食べ、湯気の立つお茶をすすった。


渋滞なんて、むしろこの時間をつくってくれるためにあったんやな――

そんなふうに思った。


舞子は最後のこし餡の団子をひと口で食べると、小さく拍手した。


「おいしかったー。今日、もうこれだけで満足かも」


「まだ始まったばっかりやけどな」


ふたりは笑い合い、春の光に包まれた車内で、静かにもう一杯のお茶を淹れた。

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