Episode 19
本日2話更新しています。
でも___
私が攻撃魔法を作れる可能性が___ある?
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「結界魔法は外からの攻撃でも中からの攻撃でも流れる魔力が高ければ、高いほど、壊れにくくなります。だから、トスカーナ侯爵令嬢の結界魔法は誰よりも強固なのです。」
と学園での魔法理論のリュミエール先生がおっしゃっていた。結界魔法は無属性の人だけ使えば良いといって、まともに結界魔法について学ぶ人は少なかった。みんなは寝ていたけど、意外と重要だったの?そして、先生はこう続けいていた。
「結界魔法は発動者のイメージによって形成されるものが変わってきます。ドーム型がイメージしやすい人や、立方体をイメージしやすい人と、いろいろいます。だから、発動者によって結界の形が変わっているのです。こんなふうにね。」
と次々と形の違う結界を出していた。
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さっきの誰かわからない言葉を考えると、、、
結界を小さいものをイメージして、流れる魔力を高くすれば、攻撃に使える?
「ラファエラ様、下がってください。」
クイラーテの瞳には新しい立っている魔物を捉えていた。魔物としてはAかSランクだろう。立っているってことは、知能が多少は備わっているからね。チャンスだ。
「すみません。一度実験させてもらえませんか?」
「っ___わかりました。危険だと感じたら、ご自身ですぐに結界を張ってくださいね!」
やっぱり、まだ壁を感じる。私のほうが立場が高いから、断れないことぐらいわかってるけど、、、
少しだけ、魔物に近寄る。遠くから見てたから、わからなかったけど、予想以上に大きい。
いつもの訓練だと思って、冷静に、、、
まず、小さい結界をイメージする...火銃魔法くらいの大きさかな。
そして、自分の手のひらに魔力を集中させる...、大きな魔力を...、しっかりと強固に...
それを魔物に向かって飛ばす!
狙ったところが悪かったからか、魔物の足にぶつかった。そして、、、魔物の足を貫通した。
「危ないっ!」
魔物の手が私に当たる寸前で、クイラーテが飛び出してきて、腕を切った。私を抱えて、後ろに引いた後。
地面を蹴り飛ばす。感じた、風を。早い。踏んだところにはくぼみができている。そして、
クイラーテがそのまま、魔物を切ってしまったのだった。
「うわぁっーー!」
音のした方を見ると、腕を切られている___!
みんなの顔色も悪くなっていってる。倒れて動かなくなっている人もいる。立っている人も、スピードも遅くなってる。かろうじて、攻撃は避けているけど、、、 もう、力尽きた___?
しかも、まだ数千匹は残っている。このままでは、やられてしまう!
「ルーク!聞こえる?!」
大声で叫んでも、ルークの耳には届いていないらしい。
「ルーク!ルーク!」
もう喉がはち切れそうだ。
「ルーーーク!」
「ラファ?!どうした?!」
やっと聞こえたようだ。
「まだ、光矢魔法は使える?!」
「使えるけど、このままでは、使えない!足止めが必要だ!」
なるほど。
「みんな!数秒だけでいい!時間を稼いで!」
みんなは無視をして、ずっと戦っている。私の言葉なんて聞くわけない___
「ラファエラ様!数秒ですよね!それで決着がつきますか?!」
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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