混乱
短いです。ごめんね!!
皇帝歴213年 皇都:天原 12:00
この日、食事中にもかかわらず皇帝朱弦のもとにはせわしなく宦官が報告を行っていた。それらは総じて内廷に出現したという無機質で変わった形をしているという大きな建物についての報告だ。
「それでは奴らは自身が医家だといっておるのか」
「はっ なんでも日本という国の医家だそうです」
「そうか」
「どういたしましょうか陛下」
「うむ 朕がたしかめる」
「陛下が自らですかっ 危険ですからどうかおやめください」
「朕のいうことがきけぬというのか」
「しかし… わかりましたご案内いたします」
こういう経緯で皇帝朱弦はK市中央市民病院へと赴くこととなったのであった。
――時刻は少しさかのぼり K市中央市民病院
「どういうことですか宮井さん」
「どういうことかといわれてもねー 」
「給湯室から帰ってくるとき外が騒がしいと思って出てみたら鎧を着た兵士に囲まれちゃってねー。話を聞くにどうやらここは鳳龍という国らしい。」
この男は何を言っているんだ?幻覚でも見ているんじゃないのか
「何を言っているんですか そんな話あり得るわけないじゃないですか」
「そんなに疑うならみんな外にでてみなよ」
新見たちは彼のいう通りに正面玄関をぬけてみた。
どうやら宮井の言っていたことは本当だったらしい。
新見の目の前には中華風の建物が立ち並び、我々を好奇の目で見ている人々はみな一様に見慣れない服装をしている。
次回から本格的な医者としての活動が始まります。
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